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ファン・ハール、退場のフェライニに苦言 「大バカ者」

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 マンチェスター・ユナイテッドは24日、プレミアリーグ最終節でハル・シティと敵地で対戦し、0-0の引き分けで試合を終えた。ルイス・ファン・ハール監督は、MFマルアン・フェライニにお冠の様子だ。

 フェライニは59分からピッチに立つと、77分に退場した。スライディングで飛び込んできた相手DFポール・マクシェインのももを足の裏で踏みつけ、さらにその勢いで顔面にひざを入れる形になっている。出血もあったマクシェインの治療がピッチ上で続き、試合はしばらく中断した。

 ファン・ハール監督は、まったく必要のないプレーで退場となったフェライニの行為が気に入らなかったようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が、ユナイテッド指揮官のコメントを伝えた。

「ベンチからだったから、ちゃんと見ることはできなかった。しかし、選手が立ち上がるのに7分もかかったから、レッドカードになるべきだったと思う。その後、彼はプレーを続けたから、心配したほどじゃなくて良かった。だが、フェライニは大バカ者だ」

 危険なプレーで退場したフェライニは、次のシーズンに開幕から3試合出場停止だ。

「次のシーズン、彼はスタンド観戦からスタートだ。選手本人にとっても、監督にとっても、チームにとっても非常に良くないことだ」

 対戦相手のハルは、この試合で勝利を逃して降格が決まった。アディショナルタイムには、残留争いのライバルであるニューカッスルが勝利を収めてハルの降格が決まっていたが、ファンは声援を送り続けた。その姿勢にはファン・ハール監督も拍手を送っている。

「スペシャルなムードだったね。降格するチームのファンが最後まであのようにサポートするところを私は見たことがない。ハルのファンと選手たちは、とてもポジティブだった。彼らは戦っていたね」

 ユナイテッドは4位でシーズンを終えた。


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