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ウェールズ代表監督がベイルを擁護「マドリーの選手たちが彼にパスをしない」

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 ウェールズ代表のクリス・コールマン監督は、レアル・マドリーに所属する同代表MFガレス・ベイルが、スペインで不当な批判を浴びていると考えているようだ。

 今季、激しく批判されたベイルは、夏の去就も騒がれている。だが、選手は26日に『ツイッター』で、「来季はさらに強くなってマドリーに戻りたい」と述べている。

 26日にウェールズ代表招集メンバーを発表したコールマン監督は、スペインで苦境にあるチームのエースについて、マドリーからの移籍を望んでいないはずだと語った。イギリス『BBC』が伝えている。

「フロレンティーノ・ペレス(マドリー会長)はガレスのことをしっかり考えている。ガレスが移籍を望まない限り、彼はどこにも行かないと思うよ。そして私は、ガレスが移籍を望んでいるとは思わない。マドリーは世界最大のクラブだ。私は、彼が移籍を望んでいるとは思わないな」

 一方で、コールマン監督はベイルが過剰に叩かれているとも述べた。『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「私はガレスの試合をすべて見ている。監督として、一人の選手だけを見ることはない。だが、彼はあまりにフォーカスされている。一つミスをすれば大騒ぎだ」

「彼がクリスティーノ・ロナウドにパスを出せず、C・ロナウドがああいう反応をすれば、大騒ぎだ。私はC・ロナウドがひどかった試合も、イスコがひどかった試合もたくさん見た。彼らはハメス・ロドリゲスに大金を払い、そこから多くを得ていない」

 チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのユベントス戦で特に批判されたベイルだが、コールマン監督は次のように続けている。

「だが、私は彼が素晴らしいポジションにいたと思う。そして、一部の選手たちからボールを受けられていなかった。私のアシスタントコーチも連絡してきたよ。私も彼にこう言った。『何を言いたいかは分かっている。彼らは彼(ベイル)にボールを渡していない』。(カルロ・)アンチェロッティのせいではない。ピッチの選手たちによるものだ」

「我々のチームでは、ベイルは良い位置を取り、我々も必ず彼にボールを渡す。マドリーではそうじゃない。それは、ベイルがハードワークをしていないからではないんだ。C・ロナウドだけじゃない。マドリーの攻撃を見ると、どうしてベイルがボールを受け取れないのか分からない。終盤のマドリーは、バラバラになっているようだった。団結していないようだった。ガレスはそれに苦しんだんだ」

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