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2018&2022年W杯招致に関わる不正の疑いで捜査 FIFAから文書押収

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 スイス司法当局は27日、2018年および2022年のワールドカップ(W杯)開催国決定の過程に関する不正の疑いで被疑者不詳による刑事訴訟を起こしたと発表した。

 発表によれば、当局は捜査の一環としてチューリッヒのFIFA本部から関連文書および電子データを押収したとのこと。また、2010年に2大会の招致に携わった実行委員会の構成員10名を参考人として聴取するとしている。

 カタールとロシアで開催されることになった2大会の招致を絡む不正の少なくとも一部がスイス国内で行われ、またスイスの銀行口座を用いてのマネーロンダリングが行われた疑いがあるとのことだ。

 FIFAは昨年11月18日、W杯招致に関わった個人が不正を働いた疑いがあるとしてスイス司法当局に告発していた。当局は訴訟の対象が身元不明の個人であり、FIFAは被害者側であるとしている。

 FIFAは27日の会見で、同件について「タイミングはベストではなかった」としながらも、当局の動きを「歓迎し、全面的に協力する」と述べている。

 これに先立ち27日早朝には、米国司法当局の要請を受けたスイス警察により、FIFA幹部と見られる6名が汚職の疑いで逮捕されていた。29日に開催予定の会長選を前に、FIFAが大きく揺れている。
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