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G大阪の新たな至宝がベール脱ぐ…16歳堂安「素直にうれしい」

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[5.27 ACL決勝T1回戦第2戦 G大阪3-2FCソウル 万博]

 ガンバの新たな至宝がついにベールを脱いだ。勝利を決定づける3点目を奪った直後の後半43分、ガンバ大阪は最後の交代カードとしてMF堂安律をピッチに送り込む。「もう少し緊張するかと思った。思ったより緊張しなかった」。16歳344日でのトップチームデビューは、FW宇佐美貴史の持っていたG大阪のACL史上最年少記録である17歳14日を更新するデビューとなった。

 絶好機もあった。後半アディショナルタイム2分、FWリンスのシュートが目の前にこぼれる。迷わず頭で反応。だが、元韓国代表DFチャ・ドゥリに防がれ、ボールがゴールまで届くことはなかった。「あれは決めたかった」と頭を掻いた16歳。「DFも寄ってきていたけど決めれると思った」と最後まで悔しさをにじませた。

 “宇佐美の予言”が堂安に落ち着きを与えていた。「前半で1、2点取ったるからと言ってもらっていて、その通りになった」。また、憧れだと話す宇佐美も2009年5月20日のACLグループリーグ第6節のFCソウル戦でトップチームデビュー。「縁を感じる」とあどけなさの残る笑顔を弾けさせた。

 長谷川健太監督は「練習でもアグレッシブにやっている。使ってみたくなるようなトレーニングをしている」と起用の理由を説明。「あのゴールを決めていれば出来過ぎ」と苦笑いを浮かべるも、「これを経験にして大きな選手になってほしい」と未来を案じた。

「ガンバに入った時からの夢だった。でもこんなに早く出られると思っていなかった。デビュー出来て素直にうれしい」

 現在、高校2年生の堂安は、G大阪の下部組織に在籍。ただ2種登録となってからは、ほぼトップチームに帯同し、日々の鍛錬を続けている。先日発表されたU-18日本代表韓国遠征メンバーにも飛び級で選出。物おじしない性格はそこでも発揮され、代表合宿では練習試合でゴールを決めるなど活躍も見せた。無限の可能性を秘める左利きのファンタジスタ。日本サッカー界の新たな才能が輝きを始めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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