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GLT初導入のポカール決勝、昨季決勝で“幻のゴール”のフンメルスは…

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 30日に行われるドルトムントボルフスブルクのDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝はドイツで初めてゴールラインテクノロジー(GLT)が使用される公式戦になる。

 ドイツ国内でゴールラインテクノロジー導入をめぐる議論に拍車をかけたのが、昨季のポカール決勝だった。ドルトムントとバイエルンが激突したこの試合の後半19分、DFマッツ・フンメルスのヘディングシュートはゴールラインを越えてからDFダンテにクリアされたように見えたが、主審はプレーを流し、得点を認めなかった。結局、0-0のまま突入した延長戦で2ゴールを挙げたバイエルンが優勝。試合結果に大きな影響を与える重要な判定となった。

 クラブの公式サイトによると、フンメルスは29日に行われた記者会見で「ゴールラインを越えたボールが必ず得点として認められるよう、状況が変わりつつあるのは本当にうれしい」と、ドイツで初となるゴールラインテクノロジーの導入を歓迎。「重要なのは正しい判定が下されること。そして、誤審を最小限に抑えることなんだ。このテクノロジーがすべての大会で使われるようになり、うまく機能することを願っている」と述べた。

 ボルフスブルクのディーター・ヘッキング監督も「スポーツの公正性をより高める試みは歓迎だ」とコメント。一方で、試合後に議論を楽しみたいファンにとっては話の種が少なくなるとの懸念を示し、これにはユルゲン・クロップ監督も「私もそう思っていたよ。昨年まではね」とジョークをまじえて応じていた。

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