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浦和、鬼門突破でステージ優勝へ一直線…鳥栖に逆転勝利でJ1タイ開幕13戦無敗

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[5.30 ファーストステージ第14節 鳥栖 1-6 浦和 ベアスタ]

 J1は30日、ファーストステージ第14節を行い、ベストアメニティスタジアでは7位のサガン鳥栖と開幕12戦無敗で首位の浦和レッズが対戦し、浦和が6-1の逆転勝利を収めた。開幕からの無敗を13試合に伸ばした浦和は、02年の横浜FM、03年の名古屋の記録に並んだ。

 無敗で首位を走る浦和だが、鳥栖のホーム・ベストアメニティスタジアムでのリーグ戦戦績は1分2敗と一度も勝利がなく、3戦で8失点を喫している鬼門。そして、まずゴールを脅かしたのは鳥栖だった。前半11分、MF金民友の落としを受けたDF吉田豊が強烈な右足シュートを放つも、GK西川周作に弾き出されてネットを揺らすには至らなかった。

 その後も主導権を握る鳥栖だったが、前半22分に吉田が2度目の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまう。しかし、先制に成功したのは、1人少なくなったホームチームだった。前半31分、ゴール前で得たFKをMF水沼宏太が鮮やかに沈めてスコアを1-0とした。

 しかし、数的優位に立つ浦和が後半開始早々に同点に追い付く。後半2分、MF阿部勇樹のシュートのこぼれ球に反応した武藤が狙いすましたミドルシュートを突き刺して試合を振り出しに戻した。さらに後半14分には、李とのワンツーでゴール前に走り込んだMF柏木陽介が、体を投げ出すヘッドで押し込んで浦和が逆転に成功した。

 攻撃の手を緩めない浦和は、後半18分にMF関根貴大のパスを受けた興梠が左足のシュートでネットを揺らしてリードを2点差に広げる。さらに同32分には途中出場のFWズラタンが決めて4点目、同39分にはこちらも途中出場のMF梅崎司が5点目を記録。その後、同43分にズラタンが自身2点目を沈めて大量6得点のゴールラッシュを披露した浦和が、6-1の逆転勝利を収めて鬼門ベアスタでのリーグ戦初白星を獲得した。

 この日、浦和が勝利して2位広島と3位G大阪が敗れれば、次戦(6月3日開催、第10節未消化分)にもステージ優勝の可能性があったが、G大阪が横浜FMと広島が湘南とともに引き分けたため、浦和の最短での優勝は第15節(6月7日開催)となった。


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