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「夢が叶った」高木大輔のホーム初ゴールで東京Vが今季初の連勝

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[5.31 J2第16節 東京V3-2栃木 味スタ]

 東京ヴェルディはホームで栃木SCに3-2で競り勝ち、今季初となる2連勝を飾った。2点差を跳ね返す逆転勝利で5戦負けなし(2勝3分)。一方、5試合連続ドロー中だった栃木は7試合ぶりの黒星を喫した。

 試合は立ち上がりから激しく動いた。栃木は前半3分、右サイドからMF小野寺達也が中央に入れたボールをFW杉本真が右足で蹴り込み、先制点。同7分には東京VのDF高木大輔の横パスがズレたところを逃さなかった杉本がGKの位置をよく見て左足ダイレクトで技ありのロングループシュートを決め、2-0とリードを広げた。

 開始7分で2点ビハインドとなった東京Vも直後の前半9分、DF安在和樹の右FKにFW平本一樹が頭で合わせ、1点を返すと、同25分にはMF中後雅喜が同点ゴールを決め、試合を2-2の振り出しに戻した。

 2点差を追いつき、攻勢を強める東京Vは後半27分、カウンターから平本が中央をドリブルで駆け上がり、右サイドから猛然とオーバーラップしてきた高木にラストパス。高木は角度のない位置から右足を振り抜き、逆転のゴールネットを揺らした。

 今季初ゴールが待望のホーム初ゴールとなった高木。試合後のインタビューでは「点を取ってゴール裏に走っていくのが夢だった。その夢が叶ってうれしい」と満面の笑みを見せた。得点後に足をつって途中交代となったが、チームはそのまま3-2で逃げ切り、大逆転で勝ち点3をもぎ取った。

 13年3月3日の福岡戦でデビュー後、この日がリーグ戦26試合目の出場だった高木だが、自身が先発した試合では12戦目でうれしい初勝利となった(過去に先発した11試合の結果は3分8敗)。「僕自身、スタメンで出て、3年間勝ったことがなかった。自分のふがいないミスで失点してしまったので、何とか取り返したいと思っていた。パスを出してくれた(平本)一樹さんに感謝したい」とうれしそうだった。

●[J2]第16節1日目 スコア速報

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