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インターバル走で“脱落”も…麻也「僕からリタイアしたわけではない」

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 日本代表が海外組8人で始動した。11日の国際親善試合・イラク戦(日産ス)、16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)に臨む日本代表メンバー25人が1日昼に発表されると、同日夕には千葉県内でさっそくトレーニングを開始した。

 初日の練習に参加したのはGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(ハノーファー)、DF酒井高徳(シュツットガルト)、MF長谷部誠(フランクフルト)、MF清武弘嗣(ハノーファー)、FW大迫勇也(ケルン)、FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)の8選手。メンバー発表即始動という異例のスケジュールの中、インターバル走やボール回し、フィジカルトレーニングなどで約2時間、みっちりと汗を流した。

「明日はもっときつくなるらしいので、早く帰って寝たいです」。練習後、取材エリアに姿を見せた吉田は冗談交じりに初日のトレーニングを振り返った。

 ピッチを縦に使ってのインターバル走ではGKの川島に続いて吉田が“脱落”。遅れ始めた吉田にバヒド・ハリルホジッチ監督が近づいていき、腕で制した。

「昨日、(日本に)着いたので。僕的にはまだ行けたけど、監督に止められた」。5月24日にプレミアリーグでのシーズンを終え、前日31日に帰国したばかり。あくまで現時点のコンディションを考慮した監督判断だったようで、「監督が無理やり止めたので、僕からリタイアしたわけではない」と力説し、報道陣を笑わせた。

「シーズンを通して休みがなかったし、リフレッシュも大事。でも、1週間まるまる休むわけにはいかないので、最低限、体は動かしていた。シーズンは終わったけど、あと2試合、いいパフォーマンスを出さないといけない。みんなが来る前にコンディションを上げないと」

 今後はFW岡崎慎司(マインツ)、DF長友佑都(インテル)が3日の練習から、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ミラン)が5日の練習から合流予定。8日から合流する国内組よりも1週間長い準備期間を生かし、しっかりとコンディションを上げていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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