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日本から選ばれし6戦士が「adidas UEFA Young Champions 2015」決戦の地ドイツへ!!

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 6日にドイツ・ベルリンで開催されるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ファイナル。それに先駆けて同地で行われる「adidas UEFA Young Champions 2015(UEFA ヤングチャンピオンズ)」に出場する16歳以下の“日本代表”チームが、1日深夜に東京・羽田空港を出発した。「adidas UEFA Young Champions 2015」は、5対5のミニゲーム形式で戦う世界大会で、ドイツ、ブラジル、アメリカの3チームと対戦。世界一を競う。

 日本から選出されたのは、高校のサッカー部に所属する6選手。「adidas UEFA Young Champions 2015」関東大会でMVPを獲得した、横浜創英高(神奈川)MF福田崚太とGK小林朋生、佐野日大高(栃木)DF梅澤崚、水戸桜ノ牧高(茨城)DF綿引悠太。同じく関西大会でMVPに輝いた滝川二高(兵庫)MF大矢啓太、興國高(大阪)DF鱧谷太亮。その若き6人の“日本代表”を、藤森大介(滝川二)と梶山健太郎(横浜創英)の“W監督”が率いる。

 日本から17時間を経て到着したのは、ドイツ・ニュルンベルク。街には100年の歴史を超える同市を冠したクラブが存在し、チームは現在ドイツ・ブンデスリーガ2部を戦っている。かつてMF長谷部誠、MF清武弘嗣、MF金崎夢生が所属していたことで日本でもよく知られるクラブだ。

 一行はまず中央広場など市内を観光し、有名カフェのランチで長旅の疲れを癒すと、ホテル近くの公園でドイツでの“初蹴り”を行い、アディダススタッフを交えた4対4で軽く汗を流して調整をした。「時差があって疲れたんですけど、飛行機のなかでちょっとずつ寝れたのでだんだん体も慣れてきて、リラックスしてやれました。最初は体が重かったんですけど、チームメイトとのコミュニケーションもはかれたので、ボールを蹴れてよかったです」と大矢。ほとんど面識がない選手が多いなか、“初蹴り”で、チームメイトとの呼吸を深めていた様子だ。

 夕食は、同じホテルに宿泊するブラジル、アメリカ両チームと合同でのウェルカムディナーとなった。食事の前には、ホテル内で早速ブラジルチームとも交流をはかる。梅澤は「観光も楽しかったですけど、ブラジルチームと仲良くなれたのが個人的にはよかったです」と笑顔で振り返る。互いに英語で探りながらコミュニケーションをとったようで、「自分たちから近寄って『写真撮ろう』って言って。ブラジル人はすごいフレンドリーで、卓球も一緒にやれて楽しかったです」と世界と触れた1日目を回想していた。

 チームは翌3日、アディダス本社内でトレーニングを行った後に、決戦の地であるベルリンへと移動する。

[写真]ニュルンベルク城で必勝を誓う日本チーム

(取材・文 奥山典幸)

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