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ハリルの“言葉責め”に呼応する長谷部「圧倒するぐらいの試合を」

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 指揮官の情熱に感化されるように選手たちも勝利への強い意志を示している。MF長谷部誠(フランクフルト)が「監督はミーティングでも『勝つ』というフレーズを繰り返している」と言えば、DF槙野智章(浦和)も「監督は常に勝ちに行くと言っている。負けるのは嫌い。『勝つ勝つ勝つ』と」と明かす。バヒド・ハリルホジッチ監督は勝利への執着心を植え付けようと、“言葉責め”で選手の意識改革を促している。

 10日の公式会見で「勝利のスパイラルを続けたい」と、11日のイラク戦(日産ス)、16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)での必勝を誓う指揮官は「2015年は一つも負けない。美しい年にしたい。できるだけたくさんの試合に勝ちたいと思っている」と、“年内無敗”を目標に掲げた。

 指揮官の高い目標設定に長谷部は「アジアの戦いですべての試合に勝つことの難しさは経験しているけど、その中で勝ち切ることをやらないと、世界では勝てない。そこは突き詰めたい」と呼応する。まずはイラク戦へ「ホームだし、内容、結果ともに圧倒するぐらいの試合を見せたい。応援してくれる人たちが新しい何かを感じるような。結果だけでなく、そういう内容も見せたい」と力強かった。

(取材・文 西山紘平)

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