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ジーコ氏がFIFA会長選立候補へ、「イラクやインド、日本でも成功を収めてきた」

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 元ブラジル代表で日本代表監督も務めたジーコ氏が10日にリオデジャネイロで会見を行い、国際サッカー連盟(FIFA)の会長選挙へ出馬する意思を正式に表明した。FIFAでは汚職事件により、ゼップ・ブラッター会長が辞任を表明している。ジーコ氏は現在、インドのFCゴアで監督を務めている。

 ブラジル『グローボ・エスポルチ』によると、会見に臨んだジーコ氏は「立候補する決断を下したことを発表したい。やれる力は持っている」とコメント。「会長選に立候補し、経験と知識を生かしていくことが義務のように感じている」と意欲を語った。

 立候補を表明したジーコ氏は、今後は5つのサッカー協会から支持を得ることが必要となるため、初出馬の立場もあり、不利との見方もある。しかし、自身は「5つの連盟から支援を取り付ける必要があるが、私はそこに汚職の原因があるとも考えている。選挙に適した新たな制度があるはず。今後変わっていくのではないか」とコメント。現行の会長選の制度にも改革が必要だと出場した。

 サンドラ夫人とベルリンでの夕食中に出馬の意向を固めたという62歳のジーコ氏は「ウズベキスタンやインド、イラク、日本など多くの大陸を経て、それぞれの場所で成功を収めてきた」とこれまでの経歴をアピールした。

 また同氏は「私も62歳になった。この間、ジョアン・アヴェランジェやゼップ・ブラッター、この2人が長年に渡って会長の椅子に座り続けたことは受け入れがたい」とコメント。公約にFIFA会長は「再選は一度だけにすべき」と3選の禁止を掲げた。2018年、2022年W杯招致活動によって不正が行われていた場合には「新しい選択をするべきだ」と開催地変更を支持している。

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