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代表戦士として凱旋、原口「埼スタはいいイメージを持ってできる」

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 日本代表の一員として埼玉に戻ってきた。昨年6月に浦和レッズからヘルタ・ベルリンに移籍したFW原口元気は、「やっぱり埼玉は違いますね」と笑顔を見せた。

 前日のイラク戦で後半21分からトップ下に投入された原口は、同39分にゴール前のこぼれ球を拾うと、鋭いドリブルからチーム4点目を叩き込んだ。「トップ下の難しさはありましたが、前を向いたときにはゴールが近いと思うし、結局真ん中からゴールも生まれたので」と、あくまで自信があるのは「サイド」と強調しながらも、トップ下でもある程度の手応えをつかんだようだ。

 16日に行われるロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(埼玉スタジアム)に向けて、この日からトレーニング会場は横浜から埼玉へと移動した。原口は「まだサブグラウンドですけど、埼玉スタジアムに戻ってこれて嬉しい気持ちがあります」と、かつてのホームスタジアムに戻ってこれたことを感慨深げに語った。

「やっぱり埼玉は違いますね。埼玉スタジアムでやれるのは、すごいモチベーションが上がります。1年離れていたのでピッチの感覚は分かりませんが、見える景色や雰囲気には慣れているので、いいイメージを持ってできると思います」

 さらに「代表のユニフォームを着て埼スタに戻ってこれたのはいいことだし、これを続けていきたい」と代表定着を宣言した。イラク戦で与えられた時間は24分。慣れ親しんだ埼玉スタジアムでの試合で、より多くの出場時間をつかむためにトレーニングでのアピールを続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

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