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大分、伊佐がJ初ゴールも最下位脱出ならず

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[6.14 J2第18節 金沢1-1大分 石川西部]

 大分トリニータは敵地でツエーゲン金沢と対戦し、1-1で引き分けた。勝てば最下位を脱出する試合だったが、勝ち切ることは出来ず。未勝利は9戦に伸びた。

 前半20分、一瞬の隙を突いて金沢が先制に成功する。右サイドからのCKを獲得すると、MF山藤健太の蹴ったクロスボールは直接クロスバーを叩く。この跳ね返りをFW水永翔馬が頭で押し込み、スコアを動かした。

 しかし13時開始のゲームで水戸が引き分けていたため、勝利すれば最下位脱出となるはずだった大分も意地を見せる。後半6分、左サイドを突破したMF松本怜がクロスを上げると、MF伊佐耕平が打点の高いヘッドで合わせてドローに持ち込んだ。

 伊佐は大阪体育大から加入した2年目MF。昨季もリーグ戦15試合に出場していたが無得点。今季もこれまで11試合に出場していたが、通算27試合目で記念すべきJ初ゴールを奪った。

 ただ、監督交代2戦目でも勝ち切れなかったチームの現状に表情が晴れることはなかった。「勝ててないので…。ゴールを決めてもうれしくないと言うか…」と歯切れが悪い。「アウェーで勝ち点1を取れたのはデカいですけど、チームのためには勝ち点3が必要」と最後まで笑顔を見せることはなかった。

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