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千葉は開始11分で2点リードも…福岡との上位対決はドロー

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[6.14 J2第18節 千葉2-2福岡 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡は2-2の引き分けに終わった。4位5位対決だったが、勝利したコンサドーレ札幌にかわされ、福岡は5位、千葉が6位と順位を1つずつ落とした。

 序盤は千葉が試合を優位に進めた。前半7分、MF町田也真人がパスカットから浮き球パス。FW森本貴幸が裏に抜けると、ワントラップから左足強烈シュート。これがゴール右隅に一直線に収まった。

 さらに千葉は前半11分、右サイドからMFパウリーニョがクロスを入れると、GK神山竜一がパンチングでセーブ。しかしクリアが甘くエリア内にこぼれると、MF水野晃樹がダイレクトで押し込む。千葉が開始11分で2点のリードを奪った。

 だが徐々に福岡も反撃に出る。前半35分、左サイドに出たボールをDF阿部巧が粘って戻す。MF鈴木惇を経由したボールがMF金森健志に出ると、コントロールから右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左を捕え、前半のうちに1点を返す。

 そして後半28分、福岡は左サイドから阿部がクロスを上げると、FW中原貴之が打点の高いヘディングで合わせる。「いいボールが来たので、相手より高く行けば行けると思った」。チーム得点王の今季7点目でドローに持ち込んだ。

 序盤の立て続けのゴールで苦しい戦いを強いられた福岡だが、適地での上位対決をドローでしのぎ切った。特にシュート数は福岡は16本放ったが、千葉には前半3本、後半1本の計4本しか打たせなかった。「本当は勝ちたかったが、まずまず」と評価した中原貴。「アウェーで千葉相手に追いつけたので、また次から行けると思う」と手ごたえを得た様子だった。

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