[6.19 コパ・アメリカA組 メキシコ1-2エクアドル]

　コパ・アメリカは19日、グループAの第3節を行った。2連敗で迎えたエクアドル代表は、2戦2引き分けのメキシコ代表と対戦し、2-1で勝利。逆転でグループ3位を確定させた。メキシコは前回大会に続くグループリーグ敗退が決まった。

　先制はエクアドル。前半26分、中盤でボールを奪ったMFミレル・ボラニョスがドリブルを開始。3対3の状況を作り出すと左サイドのFWエネル・バレンシアにパスを出す。バレンシアのシュートはミートしきれなかったが、ゴール前に詰めたボラニョスが押し込むゴールに繋がった。

　追加点もエクアドル。後半12分、またも中盤で奪ってショートカウンターを仕掛けると、今度はボラニョスの縦パスに反応したバレンシアがワンタッチでDFを外して、GKと1対1になる。これを冷静に制して、大会初勝利をグッと引き寄せた。

　メキシコも後半19分、CKの混戦でPKを獲得すると、FWラウール・ヒメネスが蹴り込み1点を返す。しかし来月開催されるCONCACAFゴールド杯に向けて一部主力が参戦していないメキシコに同点、逆転する力はなく、今大会初黒星。グループ最下位で敗退が決まった。

　この後、同組のチリとボリビアが対戦するが、勝ち点4で並ぶ両チームの2位以上がこの時点で確定。決勝トーナメント進出は確定しているため、1位通過か2位通過を決める戦いになる。エクアドルは3位を確定させたが、得失点差は「-2」。A、B、C組の3組のうち、2チームが決勝Tに進むことができるが、数字的にはやや不利な状況にある。

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