[6.19 コパ・アメリカA組 チリ5-0ボリビア]

　コパ・アメリカは19日、グループAの第3節を行った。開催国のチリ代表はボリビア代表と対戦し、5-0で勝利した。勝ち点を7に伸ばしたチリが1位、ボリビアが2位通過となった。

　直前に終了した試合でメキシコが敗れたため、試合前の時点で勝ち点4の両チームは第3戦をともに決勝トーナメント進出を決めた状態で迎えることになった。

　開催国Vに燃えるチリだが、ここまで3得点を記録しているMFアルトゥーロ・ビダルが飲酒運転による交通事故を起こし、逮捕される騒動となった。しかしチリ代表はビダルを帯同させると判断。なんとこの試合でも先発で起用した。

　そんなチリは前半からボリビアを圧倒する。開始3分にMFチャルレス・アランギスのゴールで先制すると、同37分にはFWアレクシス・サンチェスが、今大会初ゴールをダイビングヘッドで決めてリードを広げる。

　ビダルが退いた後半に入ってもチリから主導権が移ることはない。後半21分にアランギスがこの日2点目を決めると、同34分にはDFガリー・メデルが胸トラップからのシュートでダメを押す。同41分にはオウンゴールによる追加点も生まれた。

　ビダルの一件で不穏な空気が漂い出したかと思われたチリだが、5発快勝で再び母国Vへ向け、エンジンを点火させた。1位通過を決めたことで、次の試合も移動なくサンティアゴ・デ・チレのスタジアムで試合を行うことが出来る。初優勝に向け、チリ国民の士気は最高潮に高まっている。

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