beacon

浦和、開幕16戦無敗で第1ステージ制覇!! 数的不利に陥るも神戸とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.20 第1ステージ第16節 神戸 1-1 浦和 ノエスタ]

 J1は20日、第1ステージ第16節を行い、ノエビアスタジアム神戸では12位のヴィッセル神戸と開幕15戦無敗でステージ優勝に王手をかける首位の浦和レッズが対戦し、1-1の引き分けに終わった。勝ち点1を上積みした浦和は第1ステージ優勝を決め、開幕からの無敗記録を16に更新した。

 ホームの神戸は7日に行われた第15節G大阪戦からFW渡邉千真に代えてFWマルキーニョスを先発起用。一方の浦和は前節清水戦から先発2人を入れ替え、DF森脇良太とMF梅崎司がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 引き分け以上で自力でのステージ優勝が決まる浦和だが、神戸のホームゲームでは07年以降勝利がなく08年から6戦1分5敗(13年は対戦なし)と相性が悪い。しかし、前半5分に浦和が好機を生み出す。高い位置でMF柏木陽介がボールを奪うと、FW興梠慎三、FW梅崎司とつなぎ、最後はMF武藤雄樹がボレーシュートで狙ったが、GK山本海人にストップされた。

 神戸は前半24分に素早いリスタートから抜け出したFWペドロ・ジュニオールが決定機を迎えたが、飛び出したGK西川周作に阻まれて先制点を奪うには至らなかった。そして、同28分に浦和が先制に成功する。DF槙野智章が自陣からドリブルで持ち上がると、左サイドの武藤に展開。武藤が送ったグラウンダーのクロスを中央の興梠がスルーすると、逆サイドから走り込んだMF梅崎司が蹴り込んでスコアを1-0とした。

 後半32分には神戸が決定機を生み出し、PA内に進入したFW小川慶治郎が至近距離からシュートを放つも、クロスバーを叩いて同点ゴールとはならず。すると、同33分には浦和が好機を創出し、武藤の折り返しから柏木がダイビングヘッドでネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定に取り消された。さらに、同39分にはMFチョン・ウヨンのCKからDF増川隆洋がヘディングでゴールを脅かしたが、今度はポストに弾かれて神戸は同点に追い付くチャンスを逃してしまう。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、立て続けに浦和がシュートチャンスを作り出す。しかし、同6分に柏木、梅崎とつないだボールから最終ラインの裏に抜け出した興梠がシュートを狙うもボールは枠上に外れ、さらに同10分には右サイドから切れ込んだMF関根貴大がシュートまで持ち込んだが、山本の守備範囲に飛んで追加点を奪うには至らなかった。

 まずは同点に追い付きたい神戸は後半15分にDF相馬崇人と渡邉を同時投入して、流れを変えようと試みる。一方の浦和も同25分にFWズラタンとMF青木拓矢の2枚替えで、追加点を奪いに行く。すると同30分、宇賀神が2度目の警告を受けて退場し、1点をリードする浦和が数的不利に陥ってしまう。

 後半35分には渡邉のグラウンダーのクロスからMF高橋峻希が決定機を迎えるも武藤の決死のクリアに遭い、1人少ない浦和も同37分に武藤がシュートまで持ち込んだが山本の正面に飛んだ。しかし同39分、左サイドの相馬のクロスを渡邉がヘッドで叩き込んで神戸が同点に追い付いた。その後、スコアは動かずに1-1のまま試合終了を迎え、浦和の第1ステージ優勝が決まった。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
[J1]第1ステージ第16節 スコア速報

TOP