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16戦無敗でVの浦和、FW興梠「記録をどこまで伸ばせるか楽しみ」

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[6.20 第1ステージ第16節 神戸 1-1 浦和 ノエスタ]

 タイトル獲得に笑顔を見せつつも、複雑な表情も浮かべた。

 定位置の1トップで先発出場した浦和レッズFW興梠慎三は、自身の得点こそなかったが、前半27分にFW武藤雄樹のグラウンダーのクロスをスルーしてMF梅崎司の先制点を演出。後半32分にピッチを後にすると、残り時間はベンチからチームメイトを見守った。1点を返されながらも、1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、浦和のステージ優勝が決まった。

 試合後にはステージ優勝のトロフィーが渡され、チームメイトと喜びを表した興梠だったが、「優勝は素直にうれしかったですけど、どう喜んでいいのか分からなかった」と胸の内を明かした。それは、まだ第1ステージを制しただけであり、この先に第2ステージ、そしてチャンピオンシップが控えているからだ。

 しかし、開幕からの無敗記録は16に更新された。「一番ダメなのは優勝して気が抜けて、次の試合に負けること」と警鐘を鳴らしつつも、「ただ、皆が年間優勝したいと話しているので、いつもどおりのプレーができればと思っています。記録をどこまで伸ばせるか、自分自身すごく楽しみです」と次なる目標へと視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)
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