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パルマ倒産、ピアザ氏撤退で買い手つかず…新シーズンは4部スタート確定

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 パルマは22日、期限までに買い手がつかなかったことから、倒産が確定したと発表した。買収に乗り出していた元米大リーグ選手のマイク・ピアザ氏が撤退したことで、負債返済のめどが立たなくなった。来季はセリエD(4部相当)からスタートすることになる。

 13-14年シーズンを6位で終えたパルマだが、所得税の支払い不備からUEFAライセンスの交付が受けられず、ヨーロッパリーグへの出場権がはく奪。さらに14-15年シーズンに入ると財政難はより深刻になり、とうとう3月に裁判所から破産宣告を受けた。

 勝ち点はく奪などもあり、シーズン最下位に終わったことで来季の下部リーグへの降格は確定。さらにスポーツ面の負債である7436万912ユーロ(約95億円)を返済できれば、新シーズンはセリエDからのスタートを余儀なくされる状況に陥った。

 クラブは4月21日に売却を発表。新オーナーを募り、クラブの立て直しを図った。そして6月に入ってピアザ氏が買収に興味を示していることが判明。しかし交渉を続けていたが、この日までに話し合いが不調に終わった。

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