beacon

[総体]「プレミアの6節で一番伸びた」市立船橋CB白井が勝ち越しヘッド:千葉

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.20 全国高校総体千葉県予選準決勝 市立船橋高 3-1 千葉明徳高 東総]

市立船橋高の朝岡隆蔵監督が「プレミアの6節で一番伸びたんじゃないですか」と評価するCB白井達也(3年)が堅守に加えて決勝ヘッドを決める活躍。勝てば全国総体出場の決まる準決勝でチームの勝利を後押した。

「(守備面では)前で奪うというのができている。気持ちも楽になってできている」と白井。プレミアリーグ開幕戦の札幌U-18戦では無失点で勝利したものの、簡単に背後を取られるなど不安定だった。だが「足元(へのボールは)は捨てる意識で、とりあえず裏はと極端に意識した」という第2節大宮ユース戦以降は立ち方や相手の攻撃に対する準備が改善。元々1対1の強さに定評があるDFは信頼度の高い2年生CB杉岡大暉とともに堅い守りを築いている。

 この日は序盤に先制されたものの、その後は危ないシーンを作らせず。そして1-1の後半7分に白井はMF工藤友暉の左CKを頭で完璧に合わせて勝ち越しゴールを決めた。「ヘディングは結果出ているんで自信になっている。(これまで)自分に足りなかったのはチームのこと考えるプレー。裏は改善できてきた。(DFリーダーとして)まとめることと、細かいところで修正していきたい」。

 全国大会へ向けては「優勝狙いたいです。自分たちの課題を克服しながら優勝できれば一番いいですし、新たな課題が見つかれば次への引き出しになる。そういう大会にしたい」。成長を遂げたDFが名門の守備を統率する存在として全国総体に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

TOP