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初来日のJ・アルバ「だんだん日本が気に入ってきている」

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 2014-15シーズンのリーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)、UEFAチャンピオンズリーグを制し、史上初となる2度目の3冠を達成したバルセロナのDFジョルディ・アルバが来日中だ。23日に日本に到着すると、自身の『Instagram(インスタグラム)』では浅草観光を楽しむ様子も投稿している。

 週末には青森県八戸市内で開かれるサッカー教室「フットボールクリニカ八戸」に参加し、子供たちを指導する予定のスペイン代表DF。24日、契約を締結するアディダス社を表敬訪問し、同社が新たに発表したフットボールスパイク「X(エックス)」を前に日本メディアの取材に応じた。

―昨日は浅草にも行かれていたようですが、日本は今回が初めてですか?
「初めてなんだ。昨日もいろいろ日本のものを見に行ったけど、だんだん日本が気に入ってきているよ」

―昨日の夜は日本食を食べましたか?
「もちろん食べたよ。でも、実はスペインでもよく日本食を食べているんだ。日本のほうがおいしいに決まっているけどね。僕は日本食が好きだし、僕の家族も気に入ってくれたよ」

―特に好きな日本食はありますか?
「巻き寿司と焼きそばが好きだね」

―日本に来る前のイメージと何か違いはありましたか?
「良い意味ですごく驚いている。日本に来たことのある友達から日本の話はいろいろ聞いていたから、ある程度イメージしていたけど、良い意味でそれをはるかに上回っているね」

―今年12月にはクラブW杯で再び来日することになります。日本のファンにどんなプレーを見せたいですか?
「バルセロナの一員としてのプレーを日本の皆さんにお見せしたい。バルセロナはチームとして日本にたくさんのファンがいると聞いている。個人のアピールというより、チームとして勝ち進んで日本のファンにアピールしたいね」

―先日、バルセロナとの契約を2020年まで延長しました。
「僕はずっとずっとバルセロナでプレーしたいと思っている。子供のころに他のチームに出なくてはならない経験があって、やっとバルセロナに戻ってきたんだ(注:アルバはバルセロナの下部組織で育ったが、体格が小柄という理由で昇格できなかった)。バルセロナに来てからの3年間でいろんな勝利を経験することができたし、いろんなタイトルを取ることができた。僕は選手生命が終わるまでバルセロナでプレーし続けたいと思っている。もちろん、将来のことは分からないけど、僕の気持ちとしてはバルセロナに骨を埋めたいと思っているんだ」

―チリではコパ・アメリカが開催されています。バルセロナのチームメイトも数多く参加していますが、ネイマール選手が受けた処分についてはどう思いましたか?
「僕はネイマールのことをよく知っているけど、おとなしい性格で、努力家で、いいヤツなんだ。あの事件での処分というのは、ちょっと行き過ぎじゃないかなと思ったよ」

―今季は3冠を獲得し、来季はさらにプレッシャーもかかると思いますが、どんなシーズンにしたいですか?
「バルセロナはそういうクラブだ。だからこそ僕はバルセロナにいて、プレーのしがいもある。バルセロナにいるから勝ちたいと思うし、他のチームがバルセロナを倒そうと思うのは当然の流れだと思う。そういう意味ではバルセロナの選手であることにプレッシャーは感じていないし、誇りに思っている」

―日本人選手は世界に出ると、どうしてもフィジカルで劣る部分があります。ジョルディ・アルバ選手もあまり体は大きくありませんが、日本の中高生たちにアドバイスやメッセージをお願いできますか?
「まず日本の子供たちにはどんどん練習して、サッカーに情熱を持って接してほしいと思う。日々の生活の中でもサッカーのことをよく考え、家族や監督・コーチの言うことをしっかり聞いて、サッカーを楽しんでほしい。

 フィジカルについて言うと、現代サッカーではそんなに背が高くなくても、フィジカルが強くなくても、うまい選手はいっぱいいる。イニエスタやシャビ、レオ・メッシ……。僕も含めてだけど、バルセロナには体が大きくなくても活躍している選手がたくさんいる。そういった意味でも、フィジカルのことはあまり気にしないでサッカーを楽しんでほしいね」

●リーガ・エスパニョーラ2014-15特集

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