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[U-16インターナショナルドリームカップ]湘南2種登録のU-16代表MF齊藤、強さとボール奪取で存在感

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[6.26 U-16インターナショナルドリームカップ第2節 U-16日本代表 2-0 U-16チリ代表 J-GREEN堺]

 湘南ベルマーレに2種登録されているMF齊藤未月(湘南ユース)は、U-16チリ代表戦でU-16日本代表のキャプテンマークを巻いてフル出場。前半はボランチとして中盤を支え、後半はあまり経験のないという右SBでも攻撃参加とインターセプトなどで勝利に貢献した。

 2つのポジションでプレーしたこの日は、特に強さとボールを奪うという点で存在感。相手のパスを読んでインターセプトして相手をひっくり返したり、厳しいチェックで強引に相手ボールを奪い取った。特に後半は押し込まれて苦しい時間帯にあったチームを2度、3度と救っていた。「自分は、右SBでもどこのポジションでもボールを取るというところが特長なので、そこで(相手を)潰せたのは成果なのかなと」と満足げ。「毎回毎回のミーティングで『海外の選手は最後体張る』というのはゴリさん(森山監督)に言われているんで、それは見習わないといけない」と海外の選手をリスペクトしながらも、それを上回るようなプレーで勝利をもたらした。

 高校1年生が多いU-16代表の中で齊藤は高校2年生の早生まれ。U-17日本代表にも選出されているMFは湘南に特別指定されており、1月にはトップチームのトルコキャンプに帯同するなど他の選手以上に経験を積んできているという自負がある。円陣で「ビビるな」「球際しっかり行こう」という声出しから、意識的にリーダーシップを発揮していた。

 U-16フランス代表との最終節(28日)はボランチでの出場が有力だが、どのポジションで出場しても自分の持ち味を発揮する構え。「どこのポジションでも自分の特長を出して、チームのために走って、というのは誰でもできること。それが自分の特長でもあるので、証明したいですね」。リーダーとして臨んでいる3試合を優勝して終える。

(取材・文 吉田太郎)

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