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後半AT6分の劇弾…豊田の2発で鳥栖が連敗止める

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[6.27 J1第1ステージ第17節 鳥栖2-2広島 ベアスタ]

 4連敗中のサガン鳥栖はホームにサンフレッチェ広島を迎え、2-2で引き分けた。1-2の後半アディショナルタイムにFW豊田陽平が劇的な同点ヘッド。連敗を4でストップした。広島は土壇場で3連勝を逃したが、6戦負けなし(3勝3分)とし、首位・浦和と勝ち点7差の3位で前半戦となる第1ステージを終えた。

 鳥栖は前半25分、左サイドでボールを持ったDF金民友のアーリークロスに豊田が頭で合わせ、先制点。エースの4試合ぶりとなる今季11ゴール目でリードを奪った。

 広島も前半36分、MFミキッチの右クロスにFW佐藤寿人が頭で合わせるが、ゴール左へ。同39分、DF千葉和彦の強烈な右足ミドルもGK林彰洋に弾かれ、同点ゴールとはならなかった。

 それでも1点ビハインドで折り返した後半15分、広島は左サイドからMF柏好文がマイナス気味に折り返したボールをPA手前のMF青山敏弘が右足ダイレクトで振り抜く。スーパーボレーがゴール左隅に吸い込まれ、青山の今季初ゴールで1-1の同点に追いついた。

 すると後半32分、広島はミキッチの右クロスがDF谷口博之のハンドを誘い、PKを獲得。これをMFドウグラスが落ち着いてゴール右に決め、2-1と逆転に成功した。

 追い込まれた鳥栖だったが、この窮地をエースが救った。後半アディショナルタイム6分に獲得した右CKのチャンス。GK林もゴール前に上がると、MF藤田直之のキックにニアサイドの豊田が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。得点ランキング単独2位となる豊田の今季12ゴール目が劇的な同点弾。鳥栖がからくも5連敗を免れた。


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