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なでしこ4強!後半42分の岩渕弾で豪州撃破!!

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[6.27 女子W杯準々決勝 日本1-0オーストラリア]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は27日、女子W杯の準々決勝でオーストラリア女子代表と対戦し、1-0で勝利した。準決勝は7月1日、日本時間7月2日8時キックオフの試合でイングランドと対戦する。

 決勝トーナメント1回戦から中3日で迎えたなでしこジャパンだが、佐々木則夫監督はメンバーを全く変えないという選択をした。GKは海堀あゆみ、DFラインは右から有吉佐織岩清水梓熊谷紗希鮫島彩。ダブルボランチにMF阪口夢穂とMF宇津木瑠美が入り、攻撃的なMFに右に川澄奈穂美、左に宮間あや。そして2トップにFW大野忍とFW大儀見優季が入った。

 大会を通じて試合の入りはいいなでしこは、この試合でも前半から積極的に攻勢を仕掛ける。しかし前半8分には川澄から出たロングパスで抜けた大野がループシュートを放つも枠外。同22分にも川澄のクロスから大野がシュートを放つが、枠を捕えることは出来なかった。

 支配率の高いなでしこだが、時折オーストラリアにカウンターからチャンスを許す。しかしシュートに持ち込まれてもコースを限定して海堀の守備範囲にとどめるなど、落ち着いた対応を見せる。なでしこは今大会初めて前半をスコアレスで折り返すことになった。

 ただスコアレスで折り返したことで、前半の戦い方を継続させることが出来た。惜しい場面は後半14分、オーバーラップした有吉の折り返しにニアに走り込んだ宮間がヒールキックで合わせるが、わずかに枠右に外れてしまった。

 なでしこは後半27分、大野に代えてFW岩渕真奈を投入。オランダ戦で流れを変えるプレーを見せた切り札を送り込み、勝負を仕掛ける。だが後半40分の川澄のクロスをニアで合わせた大儀見のダイレクトボレーは枠外。直後の岩渕のシュートも相手DFに防がれた。

 しかしなでしこは勝負強かった。後半42分、左サイドからのCKを獲得したなでしこは、ゴール前の混戦を作り出す。最後は岩清水のシュートのこぼれ球を岩渕が押し込み待望の先制点をゲット。同45分からMF澤穂希を投入するなど試合をきっちり締めたなでしこが、難しいゲームをしっかりものにした。


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