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苦しんだなでしこを救う一撃…岩渕「素直にうれしい」

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[6.27 女子W杯準々決勝 日本1-0オーストラリア]

「素直にうれしいです」。「みんな待ってましたよ」と声をかけられると最年少22歳のヒロインは「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。

 苦しんだなでしこを救った。後半27分、オランダ戦同様切り札として投入されると、得意のドリブルで相手を翻ろうする。そして後半42分、岩渕の突破から獲得したCKのチャンス。こぼれ球が岩渕の足もとに転がった。「時間がない状況だったので、とにかく点を取りたいと思って入った。みんなが頑張ってくれた90分だったので、少しでも貢献出来てよかった」。

 佐々木則夫監督の采配もズバリ当たった。指揮官は「あの時間帯の中で、岩渕選手のドリブルは利くと思った。初速もあるので、そういう意味ではしっかり決めてくれてよかった」と称えた。

「まだなでしこでゴールが少ないんですけど、また大事なところで決められる選手になりたいなと思います」

 前回大会を経験するベテランの多いなでしこだが、22歳の活躍が連覇のカギになる。


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