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身長差28cm…浦和MF関根「テレビに映るか心配だった」

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 ナビスコ杯の決勝トーナメント組み合わせ抽選会が29日、都内で行われ、J1第1ステージ優勝の浦和レッズは準々決勝でアルビレックス新潟と対戦することが決まった。

 フジテレビのスタジオで行われたオープンドローには各チームを代表して選手1名が参加し、自らの手で抽選を行った。「(準々決勝、準決勝ともに第2戦がホームとなる)1番か5番が良かった」という浦和MF関根貴大だが、抽選結果は7番。準々決勝を勝ち上がった場合、準決勝は第1戦がホーム、第2戦がアウェーとなった。

 昨季の苦い記憶もあった。準々決勝で広島と対戦した浦和は敵地での第1戦に0-0、ホームでの第2戦に2-2で引き分け、2戦合計2-2となったが、アウェーゴール数の差で敗退が決まった。「去年は負けてないにもかかわらず、次に進めなかった。そこがナビスコ杯の難しさ。2試合合わせてしっかり勝つことが大事」と表情を引き締める。

 史上初のステージ無敗優勝を達成した浦和と、降格圏の17位に低迷している新潟。リーグ戦では対照的な両チームの状況だが、抽選会に出席した新潟FW指宿洋史は「新潟にとって初の決勝トーナメント。失うものは何もないし、台風の目になれるように、まずはしっかり浦和に2試合トータルで勝ち切って、優勝を目指してやっていきたい」と力強く語った。

 167cmの関根と195cmの指宿。抽選会の模様は動画サイトでライブ配信されていたが、身長差28cmの2人が並ぶ場面も増え、関根は「テレビに映るのか心配だった」と苦笑い。決勝の舞台が2年連続で埼玉スタジアムに決まったことを聞かれると、「埼スタで決勝がやれるというのは選手にとってもモチベーションが上がるし、埼スタで最後に試合ができるように勝ち上がっていきたい」と誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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