アーセナルは29日、チェルシーからチェコ代表GKペトル・チェフを獲得したと発表した。移籍金は公表されておらず、長期契約とだけ明らかにしている。

　クラブ公式サイトによると、アーセン・ベンゲル監督は「長期に渡って高く評価してきた彼が、このクラブに来る決断を下してくれたことを、非常に嬉しく思う。彼が世界でも優れたGKの一人であることは、昨季までのプレーを見ても明らかだ。私たちのチームにまた一つ大きな力が加わった」と喜びのコメント。

　チェフは「アーセナルへ加入することができて本当に嬉しいし、プレシーズンが待ちきれないよ。僕はキャリアをスタートしたときから変わらないモチベーションで成功を求めてきた。フットボールへの向き合い方はどんなときも同じなんだ。プレミアリーグでクォリティー高い選手と戦うことが本当に好きなんだよ」とコメント。

「アーセン・べンゲル監督からこのクラブでの野心について聞き、僕をこのチームの一員としてみてくれたとき、決断は下されたんだ」

　2004年夏にチェルシーに加入すると、長らく正守護神として君臨してきたチェフだったが、2014-15シーズンはベルギー代表GKティボー・クルトワにポジションを奪われ、出場機会が減少。わずか7試合の出場に留まっていた。

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●2015-16シーズン欧州移籍情報