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カターニア元会長、5試合の買収工作を認める

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 八百長容疑で逮捕された元カターニア会長のアントニオ・プルヴィレンティ氏が、1試合につき10万ユーロ(約1380万円)で5試合の買収を試みたことを認めた。イタリア検察が29日に明かした。

 イタリア当局は先日、カターニアの3部降格を避けるべく、5試合で八百長を働いた疑いでプルヴィレンティ氏ら7名を逮捕していた。カターニア検察のジョヴァンニ・サルヴィ検事は29日、次のように発表している。イタリア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。


「プルヴィレンティはヴァレーゼ対カターニア戦以降の試合が買収の対象だったと認めた。彼によると、1試合の(買収)コストは10万ユーロだったとのことだ」

 今回の捜査では、ヴァレーゼ対カターニア、カターニア対トラパニ、ラティーナ対カターニア、テルナーナ対カターニア、リヴォルノ対カターニアの5試合が捜査対象となっており、プルヴィレンティ氏が買収を試みたのはこの5試合とみられる。なお、カターニアとアヴェッリーノの試合も捜査対象になる可能性があるが、この一戦については言及されていない。

 なお、プルヴィレンティ氏は買収工作を認めた一方で、違法賭博については否定したとのこと。すでにカターニアにおける役職から退任しているプルヴィレンティ氏について、カターニアの弁護士は同日、クラブの公式ウェブサイトで「プルヴィレンティ氏は(買収工作の)コンタクトが実際には試合結果にまったく影響しなかったとの確信を示した」とコメントしている。
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