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手倉森J、野津田の鮮やかボレー&金森の強烈ミドルでコスタリカ撃破

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[7.1 国際親善試合 U-22日本 2-0 U-22コスタリカ ユアスタ]

 U-22日本代表は1日、ユアテックスタジアム仙台でU-22コスタリカ代表と国際親善試合を行った。前半にFW野津田岳人(広島)の得点で先制した日本は、後半にFW金森健志(福岡)が追加点を奪い、2-0の完封勝利を収めた。

 4-2-3-1のシステムを採用したU-22代表。GKに櫛引政敏(清水)、最終ラインは右からDF伊東幸敏(鹿島)、DF岩波拓也(神戸)、DF植田直通(鹿島)、DF亀川諒史(福岡)を並べ、ボランチはキャプテンを務めるMF遠藤航(湘南)とMF井手口陽介(G大阪)、2列目には右から前田直輝(松本)、MF中島翔哉(F東京)、MF野津田岳人(広島)を配置し、1トップにFW浅野拓磨(広島)を据えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から好機を生み出したのは日本だった。前半3分に中島がファーストシュートを放ってゴールを脅かすと、同6分には自陣でボールを奪った遠藤の鮮やかなスルーパスに反応した浅野が決定機を迎えるも、GKダリル・パーカー・コルテスに反応されたシュートはポストを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 前半10分にはスルーパスから最終ラインの裏を取られ、FWマイロン・ジョルジにPA内に進入されたものの、櫛引が1対1をストップしてゴールを守った。危機をしのいだ日本は同21分、野津田のCKを遠藤がドンピシャのタイミングでヘッドで合わせたが、シュートはコルテスの好反応に阻まれてしまった。

 先制点を狙う日本は前半32分にも決定機を迎えるが、左サイドの前田から送られたクロスをダイレクトで狙った中島のシュートが、またもやコルテスにストップされた。しかし、同36分についにコスタリカゴールをこじ開ける。左サイドを駆け上がった亀川のクロスを、野津田がダイレクトで蹴り込んでスコアを1-0とした。同45分には中島がPA内からシュートを放ったが、これはコルテスに弾き出されてしまった。

 1-0とリードを奪って後半を迎えると、日本は井手口に代えてMF喜田拓也(横浜FM)を投入。後半9分には左サイドから切れ込んだ中島のクロスから岩波がネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定に取り消された。すると、同10分には前田に代えてFWオナイウ阿道(千葉)、同15分には浅野に代えてMF矢島慎也(岡山)がピッチへと送り込まれた。

 後半20分には伊東のサイドチェンジを受けた中島がゴール前に鋭いグラウンダーのクロスを送るも、飛び込んだ植田にわずかに合わず。さらに同24分には中島が右足シュートを放ったが、枠を捉え切れなかった。すると、同25分にFW金森健志(福岡)、同28分にはDF川口尚紀(新潟)が投入された。

 なかなか追加点を奪えなかった日本だったが、後半32分に2点目を奪取する。高い位置でボールを奪うと、ドリブルで運んだ金森がそのまま強烈なシュートを突き刺して、スコアを2-0とした。そして、同33分にFW小屋松知哉(名古屋)、同37分にDF高橋壮也(広島)、同43分にはDF奈良竜樹(F東京)がピッチに送り込まれる。その後、スコアは動かずに日本が2-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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