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イングランド指揮官、OGのバセットは「英雄として記憶される」

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[7.1 女子W杯準決勝 日本2-1イングランド]

 悲運の教え子をかばった。イングランド女子代表は1日(日本時間2日)の女子W杯準決勝で日本女子代表(なでしこジャパン)と対戦し、1-2で敗れた。後半アディショナルタイムにまさかのオウンゴールで決勝点を献上。英『BBC』は試合後のマーク・サンプソン監督のコメントを伝えている。

「本当に胸が張り裂けるような思いです。まず第一に素晴らしい大会にしてくれた選手たちを祝福したいと思う」

 最後はDFローラ・バセットのオウンゴールで決着がついた。試合後のピッチで泣き崩れるバセットを抱き寄せて支えた指揮官が口を開く。

「ローラ・バセットの名前がスコアシートに記されているが、彼女はチームの象徴だった。彼女は勇敢で強く、オウンゴールには値しない選手だったんだ。彼女は英雄、絶対的な英雄だよ。そう人々に記憶されていくはずだ」

 涙する選手たちへかけた言葉も明かした。「選手たちには『泣いてもいいんだよ』と言ったんだ。彼女たちはピッチで全力を尽くした。敗退が決まってしまったことは本当に辛い」

 決勝進出はならなかったものの、初の4強進出という偉業を成し遂げたイングランド女子代表。サンプソン監督は「私は彼女たちを誇りに思っている。私たちは勝ち目がないと言われる中で、この大会にやってきた。たくさんの批判をされた。だが、選手たちはそれを覆し、英雄として迎えられるに値する奮闘を見せたんだ」と力説した。

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