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候補3人に断られていた…J2最下位大分が柳田新監督就任経緯を説明

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 J2で最下位に沈む大分トリニータが、公式サイトで青野浩志代表取締役が柳田伸明新監督就任に至った経緯を説明した。

 昨季はJ2を7位で終え、惜しくもPO出場圏内も逃した大分。今季はPOはもちろん、J1昇格圏内を目標にシーズンをスタートさせた。しかし開幕ダッシュは叶わず低迷。20試合とシーズン折り返しを迎えた現在も最下位に沈んでいる。

 クラブは6月1日に5シーズン指揮を執っていた田坂和昭前監督を解任。強化・育成部長だった柳田氏が代行監督を務めていた。そして今月2日に正式に監督に就任する人事を発表した。

 まず青野代表は、新監督の選別過程を説明。3名の候補者と交渉を進めていたことし、「3名の方も前向きにご検討いただきながらも、7月初旬までの就任時期やシーズン途中で引き受ける厳しさや難しさ等を考慮されたのかと思いますけども、お断りのご連絡がございました」と不調に終わったことを明かした。

 その上で「代行という中途半端な状態が長く続くというのは、選手・チームにとって避けるべき」と考え、「今後、新たな候補者と交渉するとなると更なる時間を要し、中途半端な状態が続くこと。新しい次期監督が来ても、チームを理解し、そしてフィットしていく中にリスクもあるということ。そして今の状況と選手の特徴なりを一番理解しているのは柳田であること」を考慮して、柳田新監督に託すことを7月1日に決めたという。

 柳田新監督は「代行としてピッチに立っていた時も、中途半端な気持ちではなく覚悟を持ってやってきましたが、就任した以上はさらに気持ちを強く持って闘います」と改めて決意表明している。

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