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カズVS小野伸二が約7年7か月ぶりに実現も…互いに決め手欠きスコアレス

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[7.4 J2第21節 横浜FC0-0札幌 ニッパツ]

 J2第21節が4日、各地で行われ、横浜FCはホームでコンサドーレ札幌と対戦し、0-0で引き分けた。札幌はこれで8戦負けなし(3勝5分)となったが、3試合連続のドローに終わっている。

 横浜FCは前節の水戸戦(1-0)から先発2人を入れ替え、MF佐藤謙介が5試合ぶり、MF小池純輝が2試合ぶりに先発。水戸戦で約2か月ぶりに復帰し、自身の持つ最年長得点記録を48歳4か月2日に更新する決勝点を決めたFW三浦知良も2試合連続でベンチ入りした。
 札幌はMF稲本潤一が体調不良、FW都倉賢が右太腿裏痛で欠場。代わってMF深井一希が今季初先発となり、FW荒野拓馬も6試合ぶりの先発復帰を果たした。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから積極的な入りを見せる札幌は前半4分、荒野のスルーパスに反応したMF古田寛幸がPA内に切れ込み、角度のない位置から左足でシュートを打ったが、GKがセーブ。一方、守備時は3バックに加えて両翼も下がり、5バック気味に守る札幌を攻めあぐねる横浜FCは前半24分、FW大久保哲哉が苦し紛れにミドルシュートを狙うが、大きくクロスバーを越えた。

 互いに決定機のないまま時間は過ぎ、試合は膠着状態に。札幌は前半38分、DF福森晃斗のスルーパスからPA内左に走り込んだMF堀米悠斗がゴール前に折り返し、荒野が右足で合わせたが、DFのブロックに阻まれ、この試合最初のビッグチャンスを生かせなかった。

 スコアレスで折り返した後半も一進一退の展開が続く。札幌は後半10分、古田に代えてMF神田夢実を投入すると、同20分にはFW内村圭宏に代わってMF小野伸二がピッチに入った。今季初出場を果たした前節・大分戦(1-1)に続いて2試合連続の途中出場となった小野。横浜FCも後半32分、大久保に代えてカズをピッチに送り込んだ。

 自身が持つJ2最年長出場記録を48歳4か月8日に更新したカズはピッチ上で小野とすれ違いざまに右手を合わせる。Jリーグでの2人の直接対決は小野が浦和に所属していた07年12月1日のJ1最終節・浦和対横浜FC戦以来、約7年7か月ぶり。元日本代表の2人が久々に相まみえた。

 札幌は後半39分、左サイドから堀米がマイナスに折り返したボールに小野が左足ダイレクトで合わせるが、わずかにゴール上へ。横浜FCも同45分、DF中島崇典の左クロスからMF小野瀬康介がヘディングシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れた。試合はそのまま0-0で終了。最後までゴールが生まれることなく、勝ち点1を分け合った。

(取材・文 西山紘平)

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