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女王ワンバックがW杯制覇、悲願達成「やっと世界王者に」

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 アメリカ女子サッカー界の象徴、FWアビー・ワンバックがついにW杯のタイトルを手にした。『ニューヨークタイムズ』など複数メディアによると、ワンバックは「これ以上の幸せはないわ。やっと、世界王者になることができたのよ」と喜びを爆発させている。

 ワンバックは2003年にアメリカ代表デビュー。以来、五輪では2度の金メダルを獲得。個人としても2012年にバロンドールを獲得するなど、女子サッカー界のレジェンドにのし上がった。

 しかしW杯のタイトルとは無縁で、初出場した2003年のアメリカ大会、07年の中国大会と2大会連続の3位、そして11年のドイツ大会では決勝で日本に敗れ、世界王者のタイトルを逃していた。

 悲願達成。しかし今大会はベンチを温めることも多く、スタメン出場できない葛藤との戦いでもあった。「私は自分の役割を受け入れている」と自分に言い聞かせる日々。だからこそ、出場した時はより神経を研ぎ澄まし、試合に集中した。

「今日私達が成し遂げたことを前にしたら、自分自身への賞なんて全部投げ出しても構わない。本当に心からそう思っているわ」

 35歳のワンバックはW杯に関しては今大会で最後と明言している。「これで心置きなく離れることができる」と話したワンバック。ただ来年のリオデジャネイロ五輪を目指すかについては、「私がチームに残るかどうかはチーム次第」と出場に含みを持たせた。

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