GKイケル・カシージャスの放出が濃厚と見られるレアル・マドリーは、エスパニョールGKキコ・カシージャを獲得する可能性が報じられている。

　去就が注目されていたカシージャスは、ポルトへの移籍に向かいつつある模様だ。近日中に決定される方向で交渉が行われていると見られる。

　カシージャスの長期的な後継者としてマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアの獲得を望んでいたマドリーだが、現時点では交渉は進まず。マドリーDFセルヒオ・ラモスのユナイテッド移籍の可能性とも絡んで長期化する恐れもある。

　一方で、カシージャスに次ぐ第2GKだったケイロル・ナバスは現在負傷中。3週間ほどの離脱が見込まれるが、今後の経過によっては長引く可能性もあるかもしれない。

　それでマドリーはリスクを回避するため、エスパニョール守護神の確保に動いたのだという。スペイン『カデナ・コペ』は、マドリー下部組織出身のカシージャが移籍金300万ユーロ程度で古巣に復帰する見通しだと伝えた。一方で『アス』は、カシージャには2000万ユーロの契約解除金が設定されているものの、マドリーは契約により1000万ユーロでの獲得が可能だとしている。

　マドリーは12日にプレシーズンツアーのためオーストラリアへと出発するが、このツアーにさっそくカシージャが合流する可能性もあると見られている。

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