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新潟サポ同士のトラブル、該当サポが異例のコメント発表で和解

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 アルビレックス新潟は10日、6月27日に埼玉スタジアムで行われたJ1第1ステージ第17節の浦和戦であったサポーター同士のトラブルについて、当事者と面談・事実確認を行ったことを報告。「埼玉スタジアム2002でご観戦されたすべての皆様、運営主管である浦和レッズ様をはじめ多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを改めてお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。

 クラブは公式サイトで事象を詳しく説明。ハーフタイム時に前半の応援内容をめぐり、サポーターA氏を中心にコミュニケーションを取った。しかしこの状況を初めて見たサポーターB氏が、スタンド前列から後列へ移動するA氏に向かって。批判的な内容の言葉を発した。それが起因となりA氏とB氏による口論に発展。着席していたB氏の背中(右肩付近)をA氏が蹴る行為にまで至ったという。新潟は前半を0-2、試合を通しても2-5で敗れている。

 両者は試合終了後に話し合いの場を持ち、お互いに謝罪したというが、クラブは双方に個別の面談、事実確認を行い処分を決定。A氏にはホームゲーム2試合、アウェーゲーム1試合の入場禁止処分、B氏に対しては厳重注意を行った。

 両氏は異例とも言えるコメントを発表。A氏は「いかなる理由であれ、B氏の背中を蹴ってしまったことは間違いなく、大変申し訳ないことをしてしまった。自分の意図した行動に対して違う思いを感情的に言われ、それに反応して非常に多くの方に迷惑を掛けてしまった。このようなトラブルを起こしてしまい反省しているし、後悔もしている。どのような罰則も受け入れるし、しばらくは観戦を自粛します」。

 B氏は「私の思い込みでA氏に向かい強い口調で言葉を発したことが原因で、このようなトラブルをまねいてしまい反省している。蹴られたことは間違いないが、強く蹴られた訳ではなく、痛みや怪我もなく、周りが騒ぐほどの行為だとは感じていなかった。試合後に直接A氏と話をし、お互いに謝罪もしている。自分が原因をつくったので本当に申し訳ない。A氏が試合観戦に戻られるまで、自分も観戦を控えたい」と謝罪した。

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