beacon

「X」と「ACE」 その“違い”とオススメのプレイヤーは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 アディダスの最新フットボールスパイク「X/ACE」が今月1日に全世界同時発売となった。予測不可能なプレーでピッチを魅了する「X」か、ゲームを創り、ピッチを支配する「ACE」か。どちらのスパイクを履こうか迷っているキミに、アディダス パフォーマンスセンター渋谷でストアスタッフを務める清水教平さんが、それぞれの特長とお薦めポイントを語ってくれた。

「まず『X』を履いて体験してもらいたいのは、テックフィットソックスのフィット感です」。足首周りのホールド性を高めるシューズ内蔵型テックフィットソックスは「X」の最大の特長の一つ。「シューズとの一体感が増しますし、足首周りのフィット感はすごく良いですね」と絶賛する。

 清水さんが実際に「X」を着用してプレーした際に感じたのは、スタッドの食い込みと抜け感の良さだった。L字型スタッドにより「縦にも横にもエッジが効いているので、縦はもちろん、1対1で横にフェイントをかけたときに、今までにないような切り返しの感覚があった」という。

 グリップ力を高め、プレイヤーの瞬発力を高める「X」。その機能面から推薦するプレイヤータイプは「ストライカーやサイドプレイヤーですね。1対1を重視するポジションの選手だったり、『俺が点を取って決めてやるぞ』という選手にオススメです」と語ってくれた。

 そして「ACE」の特長の一つが「コントロールウェブ」と呼ばれるアッパー部分。合成樹脂・EVA・合成繊維の3層からなるアッパー素材が、ボールへのグリップ力、クッション性、足の安定感などを高めている。

「アッパー素材が3層になっているので、足がしっかりおさまっている感覚があります。フィット感は素晴らしいですし、ボールを蹴ったときのインパクトもすごく気持ちいいです。シュートするときはしっかり反発してくれますし、トラップするときは逆に衝撃を吸収してくれます。まさにボールコントロール重視のスパイクですね」

 一般的にスパイクのスタッドは14本だが、「ACE」はさらに29本のサブスタッドが配置され、計43本の丸型スタッドを搭載。ボールとグラウンドへの吸い付きやすさを高めている。

 アディダスはこれまで「adizero f50(アディゼロ f50)」「pathiqe 11pro(パティーク 11プロ)」「predator(プレデター)」「nitrocharge(ナイトロチャージ)」の4種類のスパイクを展開してきた。今回のモデルチェンジに伴い、従来のモデルから「X/ACE」に履き替える場合、「X」と「ACE」のどちらがオススメなのだろうか?

「『f50』を履いていた選手であれば、『X』のほうが好みに近いかなと思います。『X』と『ACE』を比較した場合、『X』のほうが若干軽いということもありますし、ボールコントロールの感覚も『f50』に近いですね。『f50』はアッパー部分がツルツルでしたが、『X』はザラザラになっている分、ボールタッチの面ではアップグレードしているとも言えます」

 それでは「ACE」に移行しやすいのは、どのモデルのスパイクを履いていた選手だろうか?

「『パティーク 11プロ』や『プレデター』ですね。『ACE』はボールコントロールやキックを重視するプレイヤー、ゲームをコントロールするプレイヤー向けのスパイクですので、パサーやテクニシャンである選手にピッタリです」

「『X』のスタッドはより深く刺さるので、食い込みや抜け感が良くて、瞬間的にグッと踏み込むことができます。『ACE』の場合、軸がしっかり安定して、360度どの方向にも動きやすい。どちらも良いですよ」

 そう笑った清水さんは、ユーティリティープレイヤーのように複数のポジションでプレーする選手であれば、「X」と「ACE」の両方を持っておくことも薦める。

「ポジションによって履き替えていただくのも良いですね。サイドやトップであれば、アジリティーを高めてくれる『X』。プレッシャーが全方向から来る中央のポジションであれば、ボールコントロールのミスは致命的になるので『ACE』を履く。そういう履き分けもおもしろいと思います」

 また、アディダスで大人気のランニングシューズ「ultra boost(ウルトラブースト)」に搭載されている「BOOST(ブースト)」を靴底に使用した「X BOOST(エックス ブースト)」と「ACE BOOST(エース ブースト)」も登場。クッション性と反発性に優れる「ブースト」が、ランニング時にバネのような新感覚をもたらしてくれる。

「部活生はランニングシューズを履いてウォーミングアップして、そのままボールに軽く触ったり、アスファルトやコンクリートの上でアップしたりすることも多いと思います。このシューズは、ランニングで実績のある『ブースト』を採用しながら、トレーニングシューズとしての機能も兼ね備えているので、この一足で走ることもボールを蹴ることもできます」

 ウォーミングアップやクールダウン、フィジカルトレーニングなどで着用するには最適で、アップシューズとしてはまさに理想的な一足。清水さんは「アップシューズとしてだけでなく、フットサルでご利用いただくこともできます。素足に近い感覚を求める方もいれば、もう少しクッション性があったほうがいいという方もいますので、そういった方には是非、試していただきたいですね」と、フットサルプレイヤーにも薦めていた。

 なお、アディダス パフォーマンスセンター渋谷を含めたアディダス直営店の全国15店舗では、「X」または「ACE」の購入者にアディダス特製「X/ACEバッグ」がプレゼントされるキャンペーンも実施されている。

◆アディダス パフォーマンスセンター渋谷
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町23-5
03-5456-6810

◆アディダス直営店リスト
http://www.adidas.com/jp/apps/shoplocator/?url=/shop/performance/list

TOP