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今季初先発はボランチで出場、俊輔「どんな感じか分かった」

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[7.11 第2ステージ第1節 横浜FM 1-1 山形 日産]

 背番号10が戻ってきた。今年2月に左足首の手術を受け、全治2~3か月と診断された横浜F・マリノスMF中村俊輔は、5月1日の練習中に再度負傷して全治3週間と診断され、第1ステージはフル稼働できず完全復活が待たれていた。そして、第2ステージ開幕戦となった山形戦でスターティングメンバーに名を連ね、存在感を示した。

 ボランチとして出場した中村は、低い位置から正確なパスを散らして攻撃を組み立て、得意のセットプレーからも好機を生み出した。しかし、チームは前半12分にFW齋藤学の得点で先制したものの、同45分に追い付かれてしまう。中村は「まず、追い付かれてはいけなかった」と唇を噛んだ。

 後半に入っても攻撃にリズムを生み出したが、「無理にダイレクトでつないで奪われるシーンが多かった。もうちょっと、そんなに難しくすることなくシンプルに物事を考えてやれれば、うまくいくんだけどね」とチームとしての課題を挙げている。

 自身は今季初先発で後半26分までプレー。ボランチで出場したことで、「後ろのポジションだったけど、前の選手がどんな感じかは分かった」と手応えを得たとしつつ、「ウチはいい選手が多いから、もっとお互いの良さを出せて、常に試合を支配できるようにしたい」と話した。

(取材・文 折戸岳彦)
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