[7.12 J2第23節 千葉 1-2 群馬 フクアリ]

　加入直後ながらも先発に名を連ねてアシストも記録したが、自身に得点はなくチームも敗れた。ジェフユナイテッド千葉FW安柄俊は「サポーターに申し訳ない」と悔しさを滲ませた。

　1トップの位置に入った安は、基準点となるべく前線で体を張り続けた。後半19分にFWネイツ・ペチュニクのゴールをアシストするだけでなく、同23分にはMF佐藤勇人のミドルシュートを導くなど存在感を示したが、結果は1-2の敗戦に終わった。

　9日に川崎Fから千葉への期限付き移籍が発表されたばかりであり、「コンビネーションは少なかった」のは仕方のないことだろう。だからこそ、「次の試合まで1週間空くことをプラスに捉えて、練習からチームメイトの特長をつかみ、自分の特長を出して連係を深めていきたい」と連係向上を目指すと意気込みを示した。

　移籍後初の試合がホーム開催となり、「サポーターの声援の中でプレーできたことで気持ちが高ぶったし、90分間を通して試合に出られたのは収穫です」と語った男は、「ゴールへの迫力を出したプレーを見せていきたい」と次節以降の爆発を狙う。

(取材・文　折戸岳彦)

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