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新潟ユース出身・流通経済大ルーキーDF小池、自身も驚く好調なスタート

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[7.14 トレーニングマッチ 関東選抜A2-2関東選抜B]

 自身も驚く好調なスタートを切ったルーキーがいる。流通経済大DF小池裕太(1年=新潟ユース)は、4月18日に行われた関東大学リーグの第4節・明治大戦(1-1)で初先発初出場を果たすと、先発に定着。1年生ながら左SBを主戦場にここまで8試合にフル出場し、1得点を挙げている。

 1年目から名門・流通経済大で定位置を確保。順調なスタートを切ったが、本人は「全く思い描いていなかった」と今の活躍に驚いている。入学直後こそ「高校と違って大学のスピードに慣れるのが最初は大変だった」と言うが、「試合を積み重ねていく中でスピードに慣れていくことができた」と振り返る。

 流通経済大の1年生でベンチに入っているのは、小池ただ一人。しかし、慢心はないようで「部員の数が多いなかでできるというのは誇らしいことだと思う。そんななかで試合に出続けるというのをこれからも意識してやっていければ」と冷静に語った。

 流通経済大での活躍を認められ、関東大学選抜Aには1年生でただ一人招集された。関東選抜Bとのトレーニングマッチには後半から出場。ボールを触る機会も多くないなか、チャンスにつながる正確なボール蹴り込みアピールした。しかし本人は「手応えはまだまだ。もっと仕掛けたり、もっとオーバーラップもできれば」と悔しい表情を浮かべていた。

 今後は8月7日から開幕する夏の大学日本一決定戦・総理大臣杯が控えている。流通経済大は3連覇を目指し、大阪の地に乗り込む。大学で初の全国大会を控える小池は「まだ自分は1年生。先輩や監督にいつもお世話になっているので。3連覇というのもありますし、優勝して恩返しできればいい」と意気込んだ。

 新潟ユースを経て、流通経済大へ進学した小池は、大学4年間の先にプロへの道を見据えている。「お世話になったチームなのでアルビレックス新潟に戻れるのが一番いいんですが。まずはプロというところにいけるのを意識して、一つ一つやっていければ」と力を込めた。現況に満足することなく、今の活躍を続ければ、自ずと道は開けていくはずだ。

(取材・文 片岡涼)

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