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「マラカナンの悲劇」の英雄ギジャ氏が死去 奇しくも伝説の試合から65年後の日に

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 16日、元ウルグアイ代表FWアルシデス・ギジャ氏が心不全のため88歳で死去した。各国メディアが伝えている。

 ギジャ氏は1950年ブラジル・ワールドカップ(W杯)の事実上の決勝戦となった最終ラウンドのブラジル戦で2-1の決勝ゴールを記録。ウルグアイが2度目の優勝を飾るとともに、開催国ブラジルの初優勝の夢を打ち砕いた試合は「マラカナンの悲劇」として語り継がれている。

 当時20万人を収容したマラカナン・スタジアムの満員の観客が、79分のギジャ氏のゴールによって静まり返ったという。「満員のマラカナンを沈黙させたのは、フランク・シナトラとローマ法王、それに私の3人だけだ」という同氏の言葉がよく知られている。

 ウルグアイ対ブラジルのその試合が行われたのは1950年7月16日。奇しくもその日からちょうど65年後にギジャ氏はこの世を去ることになった。

 W杯当時母国のペニャロールに所属していたギジャ氏はその後イタリアへ渡り、ローマとミランでもプレー。イタリア代表としても5試合でプレーした。
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