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下部組織出身の19歳が躍動、熊本MF嶋田「僕のプレーでファンを沸かせたい」

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[7.18 J2第24節 横浜FC 0-3 熊本 ニッパ球]

 19歳の若武者が右サイドで躍動した。ロアッソ熊本のMF嶋田慎太郎はドリブルで相手守備網を切り裂くだけでなく、自らも積極的にシュートを放ち、その内の1本をゴールへと結び付けた。

 1点をリードして迎えた後半9分、嶋田が自ら好機を創出する。DFパク・テホンのパスミスをかっさらうと、FW齊藤和樹へとボールを預けて、自らはPA内へと進入。スピードを落とさずに齊藤のリターンパスを受けると、寄せてくるDF野上結貴を鮮やかにかわして左足シュートでネットを揺らした。

「あの形は自分としても得意としている部分なので、得意な形でゴールを決められたのは良かったです」と白い歯を見せた。

 95年12月5日生まれの19歳は、下部組織から熊本で育った。昨季トップチーム昇格を果たすと、第37節磐田戦でJデビューを飾り、第40節愛媛戦ではJ初ゴールを挙げた。そして、2年目を迎えた今季は開幕スタメンを勝ち取るだけでなく、その後も先発の座を守り続けている。

「試合に出られることで、自分の成長をすごく感じています。僕は熊本でずっと育ってきたので、僕のプレーでファンを沸かせたいし、もっともっと上を目指していきたい」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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