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モウリーニョがポルトを批判、「カシージャスに信じられない額の給料を与えている」

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 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督がGKイケル・カシージャスを獲得した古巣・ポルトを批判した。英『ガーディアン』のインタビューで語った内容をスペイン『アス』が報じた。カシージャスは今夏に年俸250万ユーロ(約3億4000万円)の2年契約でレアル・マドリーからポルトへ移籍を果たしている。

 02年からポルトを率いたモウリーニョ監督はポルトガルリーグを連覇し、02-03シーズンにはUEFA杯、03-04シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ制覇に導いた。その後、チェルシーやインテル、レアルの監督を歴任したポルトガル人指揮官は、ポルトではレジェンド的な存在だ。なお、レアルを率いていた10-11シーズンからの3年間は、カシージャスとの確執が幾度となく取り沙汰されていた。

 インタビューへ応じたモウリーニョ監督は「サッカーの市場は膨らみ続けている。ポルトガルは経済的、政治的、社会的な問題を抱えており、給与をカットされた人や仕事を失う人々、増税に喘ぐ人や、無職の人や年金問題を抱えた高齢者、苦しむ人たちが大勢いるんだ」

「そのような状況にも関わらず、サッカー界はその面から目を背け、ポルトはインビュラの獲得に2000万ユーロ(約27億円)を支払い、カシージャスにも信じられないほどの給料を与えているんだ」と持論を展開。自国のサッカー界の在り方に疑問を呈した。

●2015-16シーズン欧州移籍情報

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