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“チャレンジなでしこ”東アジア杯メンバーはW杯から4歳強若返り

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「今回のチームに○○なでしこと付けるのであれば、どんな言葉があると思いますか?」。報道陣の質問に「○○なでしこでいいんじゃないですか」と苦笑いを浮かべながら答えた佐々木則夫監督は、「なでしこジャパンになりたくない選手はいないと思う。そういう意味でも“チャレンジなでしこ”じゃないけど、そういう意味合いを持って頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。

 東アジア杯に臨むなでしこジャパンのメンバー構成は初招集4名を含む、フレッシュな陣容となった。平均年齢は23.65歳。W杯メンバー発表時に27.7歳だった代表メンバーと比べると、4歳以上と明らかな若返りだ。

 根底にはやはりチームの底上げを図りたい狙いがある。佐々木監督は「カナダのW杯準優勝で残念だったなというモードは一切、今回のメンバー発表から切り替えることが重要。厳しいタイミングではあるが、志を持てば、良いタイミングであり、新たなチャレンジになる」と力説。「次のリオデジャネイロ五輪に出るんだという思いを強く持ってこの大会に臨んでもらいたい」と発破をかけた。

 しかし、若い世代に経験を積ませるという意味合いの強いメンバー構成になったが、佐々木監督はそれだけで終わるつもりは毛頭ない。「ただ経験だけでは帰ってこれないので、優勝を意識づけて戦わせるつもり」とキッパリ話すと、「若い世代の選手が、自分が次のリオに行くんだという気持ちを出さなければ、今回選んでいない選手たちの刺激にはならない。このメンバーからリオには最低でも3分の1は関わってもらいたい。しっかり積極的に彼女たちにアプローチしていきたい」とW杯メンバーへの刺激を期待した。 

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(取材・文 児玉幸洋)

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