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ハリルが警戒するライバル3か国「日本に敵対心を持っている」

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 8月の東アジア杯(中国・武漢)に向けた日本代表メンバー23人を発表したバヒド・ハリルホジッチ監督は、北朝鮮、韓国、中国と対戦する3試合に向け、「3つの対戦国は我々に対してかなりの敵対心を持っていると思う」と警戒を強めた。

「おそらく中国、北朝鮮との試合は普通の試合にならないと思う。政治的な要因も入ってくるのではないかと予想している。私はそこに何の関係もないが、彼らは日本に対してものすごく敵対心を持っている。彼らは100%以上のモチベーションで戦ってくると思う」。気持ちを前面に押し出し、ラフプレーもいとわないライバル国との“肉弾戦”が予想される東アジア杯。そこにひるむことなく戦えるメンタルがまずは求められている。

「メンタル面でかなり強いものを見せないといけない。この場を借りて、メンタルのトレーニングにしたい」と位置付ける指揮官は「昨日、一昨日にかけて中国と北朝鮮の試合を見たが、デュエル(1対1や球際の攻防)はかなり激しい。フィジカルの戦いで彼らに対抗しないといけない」と、フィジカルや球際の勝負を重視する一方、「我々がまず見せないといけないのはメンタル。アウェーという特別な環境で、それを見せないといけない。勇気、決断、勝つ野心を見せつけないといけない」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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