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18歳ルーキー対談…茂木駿佑(仙台)×小川諒也(F東京)「目標は同じ」

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 注目の高卒ルーキーによる対談が実現した。ベガルタ仙台でいきなり開幕スタメンの座をつかみ取ったMF茂木駿佑と、昨年度の高校選手権のヒーローとして鳴り物入りでFC東京に加入したDF小川諒也。プロ入りから3か月、2人の18歳が高校時代からプロ入り後、海外への野望まで、“等身大の現在地”を明かした――。

同世代の活躍は
刺激になる


――2人はもともと面識がありましたか?
茂木「Jリーグ新人研修のときに一緒でした」
小川「そのときは、ちょっと話した程度ですけれど」
茂木「今日はバリバリ(笑)」
小川「メンバーが豪華すぎて『ヤバい』しか言ってない(笑)」(編集部注:6月30日に両国国技館で開催された「adidas X/ACE Japan Launch Event」時にインタビュー)

――お互いの印象を教えてください。
小川「茂木選手はプロでも試合に出てますし、堂々とプレーしているので、すごいなと思います。同年代がプロで出ているのは、いつも刺激になっています」
茂木「高校選手権をテレビで見ていたんですけど、小川選手は左足がパワフルで、駆け上がりも素晴らしくて」
小川「何か褒めちぎっていない(笑)?」
茂木「ホントに流経柏高(流通経済大柏高校)を見るというより、小川選手を見てました」

――同年代の選手の活躍は気になりますか?
茂木「G大阪の井出口(陽介) 選手はリオ五輪世代でも代表に入っていますし、意識はしてますね」
小川「茂木選手もそうですし、井出口選手、鎌田(大地) 選手はJリーグで試合に出ているので、やはり刺激になりますね」

――茂木選手はクラブユース出身、小川選手は高校サッカー出身、それぞれの立場から見たお互いの印象は?
小川「ユース所属の選手は、上手い。パス回しではクラブユースのほうが上だったので、流経柏高だったら、運動量や球際の強さというところでしか対抗できなかったですね」
茂木「僕から見た高校サッカーの選手は、気持ちを全面に押し出してくるイメージ。『俺たちはやるんだ!』っていう気持ちがあふれているな、と流経柏高の試合を見て思いました。対戦したいかと言われれば……そうではないですね(苦笑)」
小川「流経柏高は高校サッカーの象徴みたいなチームだからね。走って、プレスをかけてというようにチームだったから」

――高校時代にはどのような思い出がありますか?
茂木「テスト勉強の一夜漬けのサッカーバージョンでしたね。毎日サッカー漬けで3年間過ごしてました。高校とユースの両立も、サッカーを始めたころからの『プロになりたい』という目標があったので、大変ではなかったです」
小川「う~ん、楽しかったことよりつらかったことのほうが多いな……(笑)。最後の選手権県予選で市立船橋高を倒したときは嬉しかったですね。僕もサッカーを始めたころからプロになりたいと思っていたのですけれど、現実的な目標になったのは、高校に入ってからでした。流経柏高に入って、夢が目標に変わりましたね」

プロでも武器である
FKで勝負したい


――いざプロになってどんなことに驚きましたか?
小川「あらゆるスピードが上がっていることです。走るスピードもそうですし、パス、判断、カバーリング……、すべてが全く違いますね」
茂木「プロは一瞬の隙を突いてくる。ユースのときは、これくらい寄せていたらいいだろう、体の向きをこうしていたらいいだろう、でやれていたところをプロではやられてしまう。そこは自分の準備を速くしたいと思っています」

――自分のなかで変わったと思うところは?
茂木「これまでサイドでプレーしたことがなかったので、どう自分を活かしていこうか試行錯誤の毎日でした。どうすればいいプレーができるか。練習中の意識は変りました」
小川「F東京の監督がイタリア籍の監督なので、守備のポジショニングをすごく細かく教えるんですよ。さきほど茂木選手も言っていましたけど、高校のときは守れていたような場面でも、プロではポジショニングが少しずれていたらやられてしまうので、すごく厳しく言われます。そういった意識の部分は改善できているのかなと思います」

――初任給の使い道を教えてもらえたら嬉しいです。
小川「家族を食事に連れて行って、母と妹には財布をプレゼントしました。いままでずっと払ってきてもらって、家族に恩返しをしたかったので。喜んでくれたのでよかったです」
茂木「小川選手、さすがっすね(笑)。僕は自分で買い物したくらいで……。いまは家族と離れて暮らしているので、家族への恩返しはこれからです」

――2人の共通点にFKが得意という点があると思います。FKへのこだわりを聞かせてください。
小川「高校のときに相当練習しましたし、F東京のキッカーには太田(宏介)選手がいますけれど、FKで勝負したいですね」
茂木「(ファウルの)笛が鳴ったら、自分でボールをとりにいくくらい、つねに自分が決めたいという気持ちはあります」

――もうひとつの共通点は、履いているスパイクがアディダスの「X」。履き心地はいかがですか?
茂木「インナーテックフィットソックスにやられました。履いた瞬間に足首にフィットして」
小川「すごいフィット感だよね」
茂木「いまは右サイドで試合に出ているので、試合を決める選手になるという意味でも『X』を選びました」
小川「僕はデザイン的にも『X』のほうがいいなと思って。もともと派手なデザインが好きなんです」

目標は海外移籍
そしてCL出場


――海外サッカーは見ますか?
茂木「見てますね。好きなチームはバルセロナ。崩せるパスサッカーをするんだけれど、それがダメだったときに個の力でいける。その融合がすごい。個人ではシャビ(・エルナンデス)を見てますね。あまり身長は大きくないですけど、スピードとボールコントロールが素晴らしくて、チャンピオンズリーグでも戦えているのはすごいと思います」
小川「高校のときはドルトムントのサッカーをよく見てました。前からプレスをかけて、ボールを奪ったらどんどん前にいくスタイルは自分に合ってましたし、プロになったいまでも参考にしたいです。選手でいうと長友(佑都)選手と太田選手。長友選手の運動量や対人の強さ。太田選手の左足のキックの精度。2人のいいところをとりたいですね。長友選手はF東京から海外に行っていますし、自分もいずれその道を継ぎたいと思っています」

――2人とも自分のポジションの選手を挙げましたが、ポジションへのこだわりを聞かせてください。
小川「高校のときはいろいろなポジションをやりましたけれど、一番しっくりくるのは左サイドバック。太田選手は大きな壁だとは思いますが、日本代表の選手と一緒にやり合えるのは貴重な経験ですし、代表のレベルがどこにあるのかがわかるので、そこを目標にやっていきたいです」
茂木「(本職の)真ん中(ボランチ)で勝負したい気持ちはあります。でも右で評価されているということは、いいものを持っているということだと思いますし、それをいかに自信にできるか。試合に出ることが一番なので、いまはどのポジションでも全力を出してプレーするだけです」

――それでは今年の目標を教えてください。
小川「チームは第1ステージを2位で折り返して、目標である年間優勝に向けて自分も貢献したいので、試合に出場したいと思います」
茂木「試合に出ているので周りからは『すごい』と言われますけど、ゴールもとれていませんし、何かを成し遂げたわけでもありません。第2ステージからがもう一度スタートだと思って、試合に出ること、点をとることを目標にがんばりたいです」

――最後に今後の目標をお願いします。
茂木「Jリーグで活躍して、代表に入って活躍して、海外でプレーすることが目標です。代表選手が海外でプレーするのが当たり前になっていますし、そのなかに自分も入りたいと思ってます」
小川「自分もまったく同じです。武藤(嘉紀)選手がF東京からマインツに移籍して、身近な選手が海外に行くのは刺激になります。そのためにもまずはJリーグで活躍したいです」
茂木「(ピッチで)チャンピオンズリーグアンセムを聞きたい」
小川「いいよね。チャンピオンズリーグはいつか出たいな」

(取材・文 奥山典幸)

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