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“神戸キラー”宇佐美が決勝弾!G大阪が阪神ダービーに競り勝つ

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[7.25 J1第2S第4節 神戸1-2G大阪 ノエスタ]

 ガンバ大阪が敵地でヴィッセル神戸を2-1で下した。「阪神ダービー」を制したG大阪は、4試合ぶりの白星。対する神戸は、第2ステージ初黒星を喫した。

 先制は押され気味だったG大阪だった。前半12分、ミドルレンジでボールを受けたMF遠藤保仁がミドルシュートを狙う。弾丸シュートというわけではなかったが、GK山本海人も不意を突かれたのか、手に当てながらも弾ききれず、ボールはゴールラインを越えていった。

 次に動きを見せたのは前半24分、ピッチ中央付近でG大阪MF阿部浩之と神戸DF相馬崇人がスライディングでボールを奪い合う。相馬がややアフター気味に入ってしまい、足の裏を見せるように入ったことから、榎本一慶主審はレッドカードを提示。神戸は残り時間、10人での戦いを強いられた。

 ただ神戸は前半のうちに試合を振り出しに戻すことに成功する。前半アディショナルタイム3分、左サイドからのCKをFW渡邉千真が折り返すと、中央でフリーになっていたDF増川隆洋がボレーシュートを突き刺す。増川は神戸移籍後初ゴール。少ないチャンスを確実にものにした。

 しかしこの男が神戸の前に立ちはだかった。後半32分、右サイドからのスローインをFWパトリックが頭で落とすと、FW宇佐美貴史が受ける。遠藤に当ててリターンを受けると、右足で狙い澄ましたミドルシュートを蹴りこむ。足元に入りすぎたように見えたが、これが宇佐美の間合い。右ポストをかすめたボールではGK山本も防ぎようがなかった。

 宇佐美は神戸戦に抜群の相性を誇っている。6月7日の対戦ではプロ入り後初の無得点に終わったが、これで公式戦の神戸戦は12得点目。2試合ぶりの今季16点目を挙げた宇佐美。キラーぶりを存分に発揮した。


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