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神戸キラー健在!宇佐美「まだまだ結果を出せるように」

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[7.25 J1第2S第4節 神戸1-2G大阪 ノエスタ]

 相性の良さは健在だった。

 対神戸戦、今年6月7日の対戦で9戦目にして初の無得点に抑え込まれていたFW宇佐美貴史だが、1-1で迎えた後半32分、MF遠藤保仁からのリターンパスを受けると、ミドルレンジから右足で狙い澄ましたシュートを放つ。「落としてくれればと思った中で、ヤットさんが落としてくれた」。右足から放たれたシュートは右ポストをかすめたが、そのままゴールネットに収まる。「うまくゴールに結びつけられてよかった」。宇佐美の対神戸戦はこれで12得点目。ゴール後、エースは豪快なガッツポーズで喜びを爆発させた。

 ガンバ大阪としては4戦ぶりの勝利になった。特に勝ちのなかったここ3戦は後半の失点で勝ち点を落とすなど、不本意な試合が続いていた。宇佐美も気にしていた様子で「ここ何試合か嫌な流れが続いていた。そろそろ断ち切りたいと思っていた」と話す。「自分のゴールが最終的に結果につながって、うれしく思います」と、ホッとした表情を浮かべた。

「苦しい時に自分が結果を出していればもっと違う結果だったと思うし、まだまだ上を見てというか、結果を出せるように頑張っていきたい」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も、宇佐美には大きな期待をかけている。東アジア杯を戦う日本代表メンバー発表会見でも「かなりの能力がある選手。たくさんのことをチームにもたらしてくれると思う」と更なる飛躍を期待した。そんな宇佐美は得点王争いでも他を突き放す16点目を記録。23歳の進化はまだまだ止まらない。


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