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大前2発で逆転勝ち、清水が8戦ぶり白星で最下位脱出

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[7.29 J1第2ステージ第5節 横浜FM1-2清水 日産ス]

 清水エスパルスはアウェーで横浜F・マリノスに2-1で逆転勝ちし、8試合ぶりの白星を飾った。5月30日の川崎F戦(5-2)以来、約2か月ぶりの勝利。年間順位でも山形を抜いて17位に浮上し、最下位を脱出した。一方の横浜FMは2連敗を喫し、これで9試合勝ちなし(5分4敗)となった。

 ナビスコ杯を含めて12年7月の対戦から清水には8連勝中だった横浜FM。前半19分、MF中村俊輔の左CKにDFファビオが頭で合わせるが、GK杉山力裕に阻まれる。それでも同23分、MF藤本淳吾のロングフィードに反応したMF齋藤学が胸トラップから鋭い切り返しでDF枝村匠馬をかわし、右足で先制点を奪った。

 前半はチャンスらしいチャンスのなかった清水だが、1点ビハインドで折り返した後半開始からFW村田和哉を投入し、流れを変える。後半9分、右サイドを突破した村田のクロスをファーサイドのMFミッチェル・デュークが頭で折り返し、FW大前元紀がヘディングで押し込んだ。

 大前の5試合ぶりとなる第2ステージ初ゴールで1-1の同点に追いつくと、後半32分だった。FW鄭大世が右サイドからアーリークロス。これに後方から走り込んだ大前がDF中澤佑二に競り勝ち、ヘディングシュートを叩き込んだ。大前の2得点で2-1と逆転に成功した清水。このまま横浜FMの反撃を振り切り、8試合ぶりの勝ち点3をもぎ取った。

 それでも大前は試合後のインタビューで「久しぶりに勝っただけで、降格圏から脱出したわけでもない」と、表情を緩めない。最下位を抜け出したとはいえ、依然、年間順位は降格圏の17位。「まだ状況は何も変わっていない。これからも勝っていって、降格圏を脱出して、さらに上を目指したい」と、1勝に満足することなく、気を引き締めていた。

[J1]第2ステージ第5節 スコア速報

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