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初公式戦に臨むドルトムント新監督、「ミッションは我々のプレーを貫くこと」

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 ドルトムントは30日、ヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグのヴォルフスベルガーAC戦に臨む。ドルトムント監指揮官として初の公式戦を前にしたトーマス・トゥヘル監督は、前日会見で「チームは緊張感とある程度の余裕をうまく混ぜ合わせることが求められる」と話した。

 ドルトムントを指導し始めて約4週間が経ったトゥヘル監督。「できるだけ早く一つになるために、サッカーの考えを調和するために、どの試合にも非常に真剣に取り組んできた」と、これまでのプレシーズンマッチを振り返っている。

 オーストリアのクラーゲンフルトで行われる初公式戦に関しては、やはりまた違う覚悟で入るようだ。指揮官は「緊張感とある程度の余裕をうまく混ぜ合わせてこのマッチをプレーすることが大事になると思う」とコメント。格下相手のゲームではあるが、決して油断はできないと考えている。

「我々はこの試合を楽しみにしている。昨シーズンの最後の試合で、予選3回戦から参戦することを知っていた。もちろん、我々の勝利が予想されている。なので、いくつかの壁があるんだ。例えば、我々は得るものが少なく、失うもの非常にが多い。相手はすべてを得ることができる」

「また、オーストリアとドイツとの間にライバル意識が存在することも、最初の公式戦でオーストリアに乗り込むドイツのチームとしては有利ではない。そして、ヴォルフスベルクはすでにEL予選とリーグ戦をプレーしていることも考慮しなければいけないね。だが、我々のミッションはそれらの壁に立ち向かい、何があろうと自分たちのプレーを貫くことだ」

 DFネベン・スボティッチとDFエリック・ドゥルムは軽傷のため、ファーストレグ欠場が決定している。また先日実戦復帰を果たしたMFケビン・グロスクロイツは、MFオリバー・キルヒとMFモリッツ・ライトナーと同じく、ヴォルフスベルクとの2試合に向けたメンバーに登録されていない。

 ロマン・バイデンフェラーロマン・ビュルキが争う正GKの座についてトゥヘル監督は、「明日の試合で誰がプレーしようと、リーグ戦に向けての最終的な決断ではない」とコメント。『ビルト』の予想先発ではMF香川真司のベンチスタートが予想されているが、ブンデスリーガ開幕までトゥヘル監督のベストメンバーは分からないかもしれない。

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