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レアル、11人全員が蹴ったPK戦の末にミランを下し中国ラウンド優勝! 本田は後半開始から出場

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[7.30 IC杯 R・マドリー0-0(PK10-9)ミラン]

 インターナショナルチャンピオンズ杯は30日、中国ラウンドの第3戦を行い、MF本田圭佑の所属するミラン(イタリア)とレアル・マドリー(スペイン)が対戦した。試合はスコアレスで決着がつかず、PK戦の末にPK10-9でレアルが勝利をおさめ、中国ラウンドを制した。25日のインテル戦で躍動した本田はベンチスタート。後半開始から出場し、攻撃の起点となるなど奮闘したが、得点に絡むことはできなかった。

 前半、ミランはFWエムベイェ・ニアンが個人技で魅せた。前半3分、ニアンが前線で起点となってDFルカ・アントネッリがドリブルがPA内に侵入し、左足シュートを放つもDFラファエル・バランに防がれる。同39分にはカウンターからニアンがスピードに乗ったドリブル突破でDFペペのプレスをかわして、PA内まで持ち込んだが、GKケイラー・ナバスのプレッシャーもあり、打ち切ることができなかった。

 対するレアルは、FWクリスティアーノ・ロナウドの足技で観衆を沸かせたが、チャンスらしいチャンスを作ることができず、前半を終える。それでもメンバーを入れ替えて臨んだ後半開始から攻勢を強めると、同11分、MFイスコがPA左でMFナイジェル・デ・ヨングを足技でかわしてクロスを上げると、ファーサイドのC・ロナウドが渾身のヘッド。しかし、これはGKディエゴ・ロペスのセーブに阻まれた。

 ミランも後半16分、本田の右クロスをDFクリスティアン・サパタがヘッドで落とし、FWカルロス・バッカが右足ボレー。これは枠を捉えたが、GKキコ・カシージャに弾き出される。同30分にも本田のパスが起点となって、MFホセ・マウリがゴール正面から右足で狙ったが、ゴール右へ逸れる。同35分にはバッカとFWルイス・アドリアーノで2対2の場面を作ったが、バッカのシュートはGKカシージャのセーブに遭った。

 終盤に向けてレアルがボール支配率を高めていったが、得点を奪うには至らず、スコアレスで試合はPK戦に突入した。お互いに2人ずつが決めて迎えた3人目、先攻のレアルDFカゼミーロがしっかり決めると、ミランはバッカがゴール右に外し、レアルが優位に立った。

 しかし、4人目の本田がしっかり決めると、5人目のMFトニ・クロースのキックを16歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマが止め、L・アドリアーノが決めて、サドンデスに突入した。両チーム、外すことなく迎えた11人目、後攻のミランGKドンナルンマがカシージャに止められて試合終了。PK10-9でレアルが中国ラウンドを制した。

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